はじめに より
経理が変われば、会社が変わる

経理が変われば、会社は劇的に変わります。

会社のお金を知り尽くしている経理は、
社長の経営判断を左右する情報を握っています。

社長と経理が心を一つにして会社のビジョン達成に知恵を絞れたら、
会社はどんどん成長を遂げ、社会に貢献できるばかりか、
社員も笑顔で働けるようになります。

漫画『ワンピース』で、主人公のルフィが仲間たちと力を合わせて
目的地を目指すように、社長と経理はそれぞれの強みを活かしながら
会社という船を動かす大切な「仲間」なのです。


社長と経理の不幸な関係

しかし、現実はどうもそうなっていないことが多いようです。

社長と経理が同じ目標に向かってともに進んでいくような関係が
なかなか築けていないのではないか……
という気がしてなりません。

職業柄、これまで大勢の社長にお会いしてきましたが、
「数字を経営に活かせていない」社長が非常に多いということを
実感しています。

社長が数字を自由に使いこなすことは、経営方針を決めるうえでも、
PDCA(事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の1つ)を
回すうえでも、銀行に実績を説明する場面でも、
また、社員にビジョンを熱く語るシーンでも、
ものすごく大きな力になるにもかかわらず、です。

その原因が、社長が「数字に弱い」ことにあるとすれば、
あらゆる状況に効く数字の提示を「数字に強い」経理に求めればいい話です。

経理にはその力は十分にあるはず。

けれども、経理がその力を十分に発揮するチャンスを
どうやら与えられていないようなのです。

また、「何かやりたいことがあっても、いつも経理に反対される」
という印象を社長が抱えているケースもあります。

しかし、経理にしてみれば、
「社長は現実を見ないで、いつも無茶な指示ばかりしてくる」と、
ため息をついていたりします。

このように、社長と経理は
「お互いの強みを活かし合い、ともに夢に向かう仲間」というより
「相手のことを永遠に理解できない関係」になってしまっていることが多いのです。


一方、経理の側も「数字のプロ」としての役割にこだわりがあるがゆえに、
「自分の仕事は数字をミスなく作ること」がゴールだと思いこみ、
そこでストップしてしまっていることが少なくありません。

たしかに、数字を作ることそのものがとにかく大変であるうえに、
その作業には多大な時間と集中力がかかり、さらには専門性が必要です。

ですから、経理が「数字をミスなく作る」ことが
自分の仕事のゴールだと考えてしまうのも当然ではあります。

しかし、会計数値は「出来上がったら終わり」ではなく、
出来上がった数字を経営に活かすことが本来の目的です。

ただ数字を作るだけでは、
目的の半分しか達成できていないことになります。


数字を経営に活かせていない社長。
数字を作ることだけがゴールになってしまっている経理。

そして、相手のことを永遠に理解できず、
不満がたまるような不幸な関係。


これでは、せっかくの数字も「宝の持ち腐れ」になりかねません。
だとすれば、非常にもったいない話です。


では、どうすれば社長と経理がビジョン達成のために
力を合わせられるようになるのでしょうか。

私が出した結論は、本書のタイトルになっている
「攻める経理」です。

経理が「攻める」ことに目覚めれば、
社長は鬼に金棒ですし、
経理自身もこれまでにない充実感と達成感を得られます。

「あなたの成長が世界の希望の光になる」、これは、弊社の教育方針です。

そして、同じように、
「経理の成長は会社の希望の光になる」

私は一片の疑いもなく、そう信じています。


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『会社のお金を増やす 攻める経理』
(町田 孝治/著

 
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