はじめに より
—なぜ1日16時間労働を3〜4時間まで減らせたのか?


私が会社を辞めて独立し、税理士業を始めたのは2005年です。
そして今から13年前の2006年頃、税理士として脂が乗ってきた私は、
1日16時間以上仕事をしていました。

しかし今は、1日のうち3〜4時間しか実質的に仕事をしていません。

これは誇張でもなんでもなく、本当のことです。

仕事をする時間を8割減らしましたが、
特にお客さまに迷惑をかけることもなく、
収入が大きく減ったわけでもありません。

ムダな経費が減ったことで利益は増え、
むしろ手取り金額はけっこう増えています。

さらに、創作活動や執筆などをはじめ、
仕事の幅は大きく拡がっています。

もちろん、仕事以外の人生全般においても、
使える時間が大きく増えたことで、充実度が何倍にもなっています。

仕事をする時間を8割も減らしたのに、人生がさらに充実する
—それはなぜか?
その秘密を本書で解き明かします。
まずここでは、なぜ16時間の仕事が3〜4時間に減ったのか?
そのからくりについて簡単に解き明かします。

13年前の私は朝から晩まで、
「税理士業」としての労働を行なっていました。

お客さまのところに訪問したり、
お客さまからの問い合わせを受けて、それについて調べて回答したり、
いろいろなところからくるメールの返事をしたり、
ときにはお客さまと飲みに行って深夜まで帰宅しない
などという生活を送っていました。

当時は人を雇って会社の規模を大きくしようとしていた時期でした。

規模を拡大するには新規のお客さまを開拓しなければならないため、
異業種交流会などに参加したり、
ホームページで集客をするためにいろいろ研究して、
ページの文章やデザインを変えるなどの試行錯誤をしたり、
ネットに広告を出したりしていました。

また、従業員の人事的な管理が必要でしたし、
仕事の割り振りもしなければなりません。

人が増えるたびに事務所が手狭になるので、
レイアウト変更や引っ越しも頻繁にしていました。

こうした「税理士業」以外の仕事に多くの時間と労力を使っていました。

従業員に仕事をどんどんまかせていれば、私の労働は減らせたでしょう。

しかし、当時、事務所で税理士の資格を持っていたのは私1人でした。

結局、申告書の作成などの重要な仕事は私が自分でやるしかありません。
ですから、みんなが帰ったあと、1人で深夜まで事務所に残って
作業をすることになり、それがほぼ毎日続いていました。

そのうちに、規模を大きくしているのに、
人件費などの費用がかさんで一向に儲からず、
「どうしようか?」と悩んでいたとき、ある方に相談をして
「事務所を小さくする」方向に舵を切りました。


その後、従業員が個々の事情により1人1人辞めていき、
最後に残ったのは私ともう1人のスタッフでした。
その状態で今まで10年近くやってきました。

そんな中、自分の仕事も見直し、
なるべく労働をしない方向にもっていくことにしました。
すべての業務を見直し、必要のないことはきっぱりとやめることにして、
徹底的に効率化を図ってきました。

規模を小さくしたり、労働時間を減らしたことで、
お客さまの数も少しずつ減っていきました。
しかし、いただいている金額の割に手間がかかるお客さまが離れていき、
あまり手がかからない(経営者の方がしっかりされている)会社が残ったおかげで、
仕事の効率が良くなりました。

結果として、売り上げはほとんど減っていないのに、
お客さま関係の仕事に要する時間が圧倒的に減りました。

これに加えて、ムダな仕事やモノを徹底的に手放し、
便利なツールを積極的に使って能率を高めつづけた結果、
かつての16時間労働が3〜4時間になったのです。

こんなことを言うと、
「自営業だからできたんじゃないか」
「山本さんのケースが特殊なのでは」
などと思われるかもしれません。

しかし、ほとんどの人は
「ムダな仕事」や「やらなくてもいい仕事」で時間を浪費しています

また、「これをやらなきゃ」という仕事も、
よくよく考えてみると単なる“思い込み”だったりします。

私の経験上、「これをやらなきゃ」と思っていた仕事の大半を
やめてしまっても、何も問題ありませんでした。

今の仕事をすべて見直して、
核心的で「どうしても必要」という仕事だけをやり、
残りの時間は自分自身や周囲の人たちの将来を良くするために
使えばいいのです。

今は、お勤めの方たちは、
労働時間やスケジュールを会社に決められていますが、
世の流れを見ていると、このような拘束はどんどん減っていくはずです。

「何時から何時まで」とか「1日○時間労働」という働き方は
過去のものになるでしょう。

とにかく大事なことは、既成概念を捨てることです。

仕事を8割減らして、
時間はできるだけ自分のために使うことを考えましょう。

本書では、私が実践した、いや今も実践している仕事の手放し方を
あますところなく公開しています。

もしかしたら、意外なものもあるかもしれません。

ぜひ楽しみながら読んでいただき、
「これは」というものについては、
すぐに実践していただければと思います。

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『1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術』
(山本 憲明・

 
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