はじめに より

知的創造力がある人こそが、人生の満足感を得られる

独学は、これからの時代、
社会人にとって必要不可欠になります。

分野、業界を問わず、その専門性を高め、
その過程で生まれる創造的な思考が社会人として必要だからです。

これは、現在の仕事に関する独学にかかわらず、
あなた自身が知的好奇心をくすぐられる分野に関する独学でも言えることです。

もちろん仕事を極めたい人はそうですし、
教養や英語力を高めたいという人でも独学は大変重要になります。

自分ひとりで学び、自分ひとりで極められる人こそが真理を追究できますし、
評価され、かつ、人生の質を高めることもできるのです。


誰もが自分ひとりで研究を進め、成果を得られる時代

独学こそが、創造力を高めます。

自分で自分に本当に必要な資料を集め、理解し、新しい何かを生み出すには、
先生を持ったり、誰かの弟子になったり、決まり切ったテキスト、
教科書(教科書的な本)を従来通りに使っていても難しいのです。

そして、独学は今の時代、
従来必要だったこのような人や、物がなくてもできるようになりました。

独学でこそ、独自の思考が生まれ、他者との違いを生むのです。

私は、書誌学、音韻学、文献学を専門とした、文学の研究者です。

私が行なっていることには、確かな正解というものがありません。

情報を収集し、知識に昇華させ、自分なりの結論を生み出すことを
毎日行なっています。
つまり、私は長い間、独学を続けているのです。

研究者が研究だけをしていればいい時代は、
はるか昔に終わってしまいました。

研究以外でも、大学の職員としてやることは年々多くなってきています。

そんな中で、脱落していく研究者を多く見てきました。

おかげさまで私が長年、研究を続けられる環境に身を置くことができているのは、
コツコツと独学を行なってきた成果です。

本書では、私の研究の仕方をベースに、
最も効果的だと考える独学の方法をご紹介していきます

何かを極めるために、
「自分ひとりで勉強を行なうためにはどうすればいいのか」
ということをお話ししていきます。

独学とは研究と同じです。

ひとりで楽しみながら、孤独に学んでいく。

私の研究の具体例などをお話ししながら、
その方法を抽象化し、体系立てて、
ビジネスパーソンでも、教養や英語力を磨きたい人でも、
実践できるようにしました。


独学こそ、時間、費用、成果をコントロールできる効率勉強法

独学ほど、時間、費用、成果をコントロールできる学習法はありません。

高い資格スクールや学校に通う必要もありません。
空いた時間を使って勉強ができます。

最近では、コミュニティに入ったり、仲間をつくって勉強をすることを
すすめる人もいらっしゃいますが、
私はやはり独学にこそ意味があると思っています。

自分のペースで、誰に気をつかうこともなく、
自分の知的好奇心を満たすために楽しく勉強すれば、
創造性が高まり、成果が出るのです。

独学こそが、これからの社会人の勉強の基本的方法となっていきます。

勉強することのテーマ設定から、資料集めまで、
現在は苦労することなくできます。

必要な情報は、いともたやすく手にすることができる時代なのです。

自分ひとりですべてを完結させることができるようになりました。

だからこそ、どんな人でも方法さえわかれば、
専門家と変わらない研究者になれるのです。

どんな道でも、あなたも私のように研究を独自に進めることができます。


社会人の知的欲求を本質から満たすには?

知的好奇心、欲求を満たすこと、それは何事にも代えがたいほどの喜びを
私たちにもたらしてくれます。

子どもの頃、あなたにはたくさんの「なぜ?」があったのではないでしょうか。
なぜ、空は青いのか。
なぜ、風が吹くのか。
なぜ、人は死ぬのか。
なぜ、いくつもの戦争が起こったのか。
時間とは、なんなのか。

少しずつ成長する中で、教科書や参考書を使って勉強することで、
こうした疑問のいくつかは解決することができたかもしれません。

でも、若い頃の勉強は、高校、大学受験のため、
あるいは社会人になるための資格のためというもので、
私たち社会人が感じる知的好奇心や欲求を本質から満たすものではありません。

「独学」とは、「◯◯のためにする学問」ではなく、
自分の心の中からわき上がってくる問題を
「独自」の方法で解決する方法を「学ぶ」ことです

本書では、そのためにはどんなことが助けになるかということを、
私なりに
書かせていただきました。

何をするにも、最も大切なのは、モチベーションをつくることと、
そして、そのモチベーションを忘れず、保って勉強を続けていける環境をつくることです。

そのためには、あらゆる刺激を常に取り入れることが必要になってきます。

ひとりではなかなか難しいと思われる、こうした環境をどうつくるか、
ということにも触れさせていただきました。

また、偏かたよった「独学」は、
得てしてひとりよがりの意味のないものにもなりかねません。

常にグローバルな視点を忘れないこと、
そのためにはどのような態度で独学をすべきか、ということも記しています。


                               山口謠司

B-1883_manabi_w179


『自分一人で学び、極める。』
(山口 謠司・著) 

 
※書籍の詳細を見たい方は、
 上の画像をクリック!

1位目指してがんばってます!
ポチっと応援お願いいたします!