他人のメタ無意識を読み取る
ミラーニューロン

安倍首相の国難突破解散の背景こそがメタ無意識
 
2017年、第3次安倍改造内閣は衆議院を解散。

このとき政府は加計学園問題、
そして南スーダンの平和維持活動の日報隠蔽問題に揺れ、
北朝鮮との緊張は続いていました。

なぜこの時期に選挙なのかという空気が充満する世論。

そんななか、首相官邸の演壇に立った安倍首相は、
「この解散は、『国難突破解散』であります」と
断固とした口調で述べました。

この日の記者会見は、
濃いブルーのベルベット製のバックカーテンが選ばれました。

この重厚な背景だったからこそ、
安倍首相の話には信ぴょう性が感じられました。

もしこのとき、秋葉原のメイドカフェで
女の子たちが接客している様子を背景に、
安倍首相が「この解散は、『国難突破解散』であります」と
言ったとしたらどうだったでしょうか。

「この人を首相にして大丈夫だろうか?」と
誰もが思ったかもしれません。

話す人も内容も同じだとしても、
その背景で人は無意識に判断してしまうのです。

その背景がメタ無意識です。

メタ無意識に何が書かれているのか、
自分ではわかりません。

しかし、
周りの人々はそれを無意識で感じ取り、
反応してしまいます。

もし「自分は絶対やる人だ」と書き込まれていれば
人は「この人は絶対やる人だ」として扱いますし、
「自分はダメな人です」と書き込まれていれば
「ダメな人」として扱ってくれます。

当然、それに沿った現実が現れます。

ですから私たちは、
自分に対する他人の反応や
引き起こされる現象面から、
自分のメタ無意識を判断することができます。


脳は相手の「心」に共感する

ではなぜ、人は無自覚に
メタ無意識に書き込まれたセルフイメージを
読み取ってしまうのでしょうか。

それは、霊長類の脳内にある
ミラーニューロンという神経細胞が
作用しているからです。

ミラーニューロンは、他の個体の行動を見て、
まるで自分が同じ行動をとっているかのような
「鏡(=ミラー)」に近い反応をします。

ミラーニューロンは、他人の行動を見ることで、
その人の考えや思いを我が事のように感じる
共感能力をつかさどっていると考えられているのです。

これは20年以上前、
イタリア・パルマ大学で偶然発見されたものです。

サルの脳に電極を刺して実験をしていたところ、
人が手を動かす姿を見て、
サルの脳内の手を動かす神経が反応していたのです。

同じく霊長類である人も、目で見た動作や表情を、
自分の脳内で再現し、相手の心を読んでいると考えられています。

種の保存のため、生き残るためにあるこの機能が、
相手の動きを鏡のように映し出し、同調して体験し、
「この人は大きな目的でやっている」
「この人は何か個人的な目的のためにやっている」などと、
相手の背景をキャッチするのです。
すごい無意識
 『なぜかうまくいく人のすごい無意識』
(梯谷幸司・著)

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