「がんばらなくちゃ」の呪縛から抜け出す

● 新米ママはがんばりすぎ
 
私はベビーサインという、
まだ言葉を話せない赤ちゃんと手話やジェスチャーで
コミュニケーションをとる育児法の教室を主宰していました。

ここに来るお母さんたちは真面目で、
子どものために何でも一所懸命にがんばっています。

母親として自分の食事や睡眠を後回しに、
早期教育・生活リズム・食と、子育てをがんばっています。

私自身の1人目の子育てもまさにそんな感じでした。

しかし心理学の分野では、
母親はがんばりすぎよりも、
がんばらない方がいいと言われています。

ウィニコットという精神科医の有名な言葉に
「完璧な母親(perfectmother)よりも、ほどほどの母親(goodenough)の方がいい」
というものがあります。

「子どものために完璧に」とがんばるよりも
「ほどほどでいいや」と、がんばらない、
ちょっと抜けているくらいのお母さんが、ちょうどいいのです。


がんばりすぎな母親の問題

では、がんばりすぎな母親はなぜダメなのでしょうか?

「子育てをがんばる」ことがいけないのではなく、
母親が無理をすることに問題があります

特に第1子の子育てははじめてのことばかりで、
母親も思った以上にプレッシャーを感じています。

私は第1子の時、仕事の都合で
赤ちゃんが生後3か月の時に職場復帰しました。

子育ても仕事もどちらもがんばらないといけないと、
かなりのプレッシャーを感じていたと思います。

特に朝は大変でした。

夫が先に仕事に出かけるので、私1人で子どもの食事、
保育園の支度、自分の準備に子どものおむつ替えや着替えをします。

出かける時間のぎりぎりに子どもがぐずったり、
ウンチが出て着替えをさせなくてはいけなくなったり。
思ったようには進まず、朝はいつもイライラしていました。

ある日、子どもがぐずっている中、
何とか出かけようと準備をしていると、
私の母親が救急車で運ばれたとの電話がかかってきました。

もうギリギリの私は対応できずに、
「もう、これ以上どうしたらいいのよ!?」と、
その場で子どもと大泣きしました。

一度や二度の大泣きは、
新米の母親ならよくあることで問題ではありません。

しかし、ほうっておいたら大きな問題になるかもしれません。

思ったようにいかないことばかり続く中、
子育てに頼る人がまったくいないなどの不幸な状況が重なると、
母親の心が折れてしまい、産後うつや、
それが原因の育児放棄などに発展しかねません。

そうなるとがんばるどころか、
最低限の子育てもできなくなってしまいます。


子育ては完璧である必要はない

もともと子どもにとっての必要なお世話は、
ほどほどのお世話の中にすべてあるので、
無理してがんばって完璧にしようとしなくていいのです。

子育てに必要なものは、端的に言うと
「適度な睡眠・適度な食・適度な清潔・適度な愛」

授乳して、離乳食を食べて。夜に寝て、昼寝して。
おむつを替えてもらって、お風呂に入って着替えて。

誰かそんな世話をしてくれる大人がいる。
それで十分です。

「そんな当たり前のお世話でいいの?」と
心配するママの声が聞こえてきそうです。

でも「そのくらいのお世話」に
いったいどのくらいの親の労力がかかっているのでしょうか。

そこまでで、もう十分なのです。

先の見えない完璧などを目指す必要はありません。
あなたは十分にお世話をしています。

がんばるよりも、プレッシャーを手放すことが大切です。

もう、あなたは十分がんばっているのです。
子どもが伸びる がんばらない子育て
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(山本ユキコ・著)
 
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