要は「何でもあり」になってきた女性の生き方

一方で新しい未婚のロールモデルも確立されています。

それは海外ドラマによくあるような、
キレイで仕事ができて、たくさん稼いで
恋愛を楽しんでいる女性というものです。

しかし、今の日本でこれを行うのはなかなか難しい話です。

世界経済フォーラム(WEF)による
「男女格差ランキング2017」では、
日本は144カ国中114位であり、
2017年度の厚生労働省による調査では
男女の賃金格差は73%となっています。

男女の経済格差はいまだに大きいままです。

女性が良いところに住んで、
思いっきり遊べるくらい稼ごうとしたら、
結構な努力が必要です。

働くことが好きな人はいいかもしれませんが、
これでは遊ぶ時間や「キレイ」を維持する余力を
確保するのも大変です。

結果、疲労困憊しているのを隠して
楽しそうに見せる、というズレが起きてしまいます。

こうした流れを汲んでか、
最近雑誌でよく見かけだしたのが
「手抜き」「楽」「ゆる」というキーワードです。

キラキラ女子もいいけど、
肩の力を抜けるときは抜いていこう
という風潮なのでしょう。

家事・育児代行サービスもいろいろと出てきましたし、
これからはロボットも家庭に入っていくと思うので、
ようやく性別による分業からも解放されるかもしれません。

つまり、女性像なんていうのはとても曖昧なものですが、
幸いなことに現代ではあらゆるカタチが生まれています。

どの形式も一定数は支持層がいます。

したがって、どうありたいかを自分で決めてしまっても
ある程度の心理的安全は確保されるということです。

20年前では総合職で働き、
家事代行サービスで子どもの晩ごはんを準備するなんて
非難の的になったでしょうし、そんな社会に対して
1人で闘わなければいけなかったはずです。

しかし、現在では「それもありだよね」
という土壌が整いつつあります。

また、昔ながらの考え方を支持する人もいるので、
結婚して専業主婦になりたいという願望を
受け入れてくれる層(もしくは一緒に憧れてくれる層)もいます。

結婚せずにいろんな人と
恋愛を楽しむというのもよく聞きますし、
恋愛しないという人もいます。

仕事をがんばってもいいですし、
できるだけ手を抜いて働くというのも肯定されます。


男に対して「いい女」でいるということとは?

女性をしんどくさせるものの代表的なものが、
異性間にまつわるさまざまな悩みです。

先に但し書きしておきたいのは、
女性からのモラハラ、セクハラ、
DVの被害にあっている男性もいます。

また、家事・育児を手伝いたいと思っても、
それを許されない環境に置かれている方が大勢います。

男性のこういった問題も無視はできず、
言及されるべきなのですが、
本書では女性の悩みに焦点を当てていきます。

異性間のトラブルの原因として多いのは、
コミュニケーションミスと妄想です。

女性同士だと相手を読む能力に長けた者同士なので、
言わなくても汲んでくれる、ということが起こりますが、
男性はそうはいきません。

言わないとわかりませんし、
それも丁寧に順序立てて伝えないと理解してくれません。

また、そのすれ違いからありもしない妄想が広がると、
さらに解決から遠ざかってしまいます。

「こんなひどい人だとは思わなかった。
 彼と一緒にいるべきではないのかもしれない……」

このような女性にありがちなのが、
社会的にも男性に対しても、
次のように「いい女性」であることを努力するタイプです。

「好きなタイプは真面目な人。
 私は家事も子どもも大好き、仕事だってちゃんと続ける。
 ストレスが溜まっても我慢する。メンヘラにはなりたくないから」

男性受けも社会受けもいいでしょうが、
単なる都合のいい女です。

仮に今、運良く誰かに搾取されていなかったとしても。

ここまでまわりを気遣ったところで、
報われないことも多いはず。

繰り返しますが、人は、特に男性に対しては
きちんと言葉で伝えないと真意は伝わりません。

ここを不明確なままにしておくと、
相手に都合よく解釈されてしまいます。

「妻は家事が好きなんだな」
「子どもにできるだけ関わっていたいんだな」と……。

こうした男性側の考えには悪気がないことが大半です。

しかし、ここで出てくるのが、
「(私はこんなにしているのに)何でわかってくれないの⁉」
といった不満です。

もし思い当たることがあるのであれば、
あなたはみんなのいい人である必要はない
ということを知っておきましょう。

まず守るべきは自分

ここを意識しておかないと
さまざまな場面で都合よく使われて、
切り取られて、自分がなくなってしまいます。

社会評価と相手の快適さを追求した姿勢は、
自分の特徴が表出しにくく、非常に抑圧された状態といえます。

自己主張をすること、完璧ではないことは
悪いことではありません。

便利な女にならないようにしましょう。

女子の心は、なぜ、しんどい?
『女子の心は、なぜ、しんどい?』
清水 あやこ (著)

※書籍の詳細を見たい方は、
 上の画像をクリック!

1位目指してがんばってます!
ポチっと応援お願いいたします!