何が女性の心をゆがめてしまうのか?

ゾッとするほどめんどくさい「女」

私には女友だちがほとんどいません。

今つながっているのはよりすぐりの大切な人たちで、
あまり率先して増やそうとはしていません。

というのも、女性との付き合いは実に大変だからです。

女性を嫌いというわけではないのですが、
どうしても気を遣いすぎてしまうのです。

女性が考えていることはよくわからないし、
些細なことに傷ついたり怒ったりするところは対応が大変だし、
マウンティングを仕掛けているのに気づくと
できるだけ刺激しないように言葉を選びますし……。

女性と関わるには、一瞬で相手の属性を見抜き、
場のコンテクストを読み取り、
表情やボディランゲージから真意を推測する、
という非常に高度なコミュニケーション能力が求められます。

そしてこの能力は対男性よりも
対女性のときのほうがより求められます。

女性のほうが女性に対する期待が高いのです。

したがって自分の真意を察してもらえないときに
イラ立つような女性とは、簡単な会話をするだけでも疲弊します。

アメリカの研究でも女性は
同族同士の平等意識が強いと言われていますが、

単一民族的意識が強く、
村社会文化が色濃く残る日本は、
それがより強いと感じられます。

「私と同じであるべき」から生じる杭の打ち合いと、
「でも幸せになりたい」というゆらぎの中で
女性たちは絶妙なバランスを保ちながら、
憎まれずに幸せになる方法を日々模索中です。

この同じグループ内での平等主義は
さまざまな問題を生み出します。

マタハラ問題でよく見られる
「昔は私も苦労したんだからあなたも我慢しなさい」や、

自分よりもキャリアがあるママに対する
「親に子どもを預けて出張なんて、子どもがかわいそう」。

もしくは自分よりも社会的地位の高い人、
豊かな人、外見がいい人に対する
「でも〇〇はうまくいっていないらしいわよ」や、

母親による「〇〇すべきよ」という支配は、
単純に妬みだけで片付けるにはあまりにも奥深いものです。

この、
「私と一緒に不幸になってよ。安心できるから」
の精神は、文字にするだけでもゾッとします……。


付き合うべき女、避けるべき女

彼女たちに合わせることは
彼女たちと同じように不幸になることを意味します。

したがって、このような考え方が垣間見える女性は
できるだけ心的距離を保つことが重要です。

一方で、こういった女性のネガティブな側面は
『格付けしあう女たち』(白河桃子、ポプラ新書)
などの本の影響もあって、どんどんと明るみに出ています。

結果、「近づかないほうがいい女性」に
女性は敏感になってきています。

おそらく、この手の女性はどんどん孤立していき、
孤立した者同士でよりネガティブなコミュニティを形成する
負のスパイラルに堕ちていくというのが私の推測です。

怖すぎます。
あなたはそんな輪からは脱出しましょう。

確かに足を引っ張り合う女性はいますが、
そうでない人もたくさんいます。

嫌な女性のほうがイジメっ子になりやすく、
影響力が強いので「女性=負」というイメージを持ちがちですが、
良心的な女性は多くいます。

ただ相手が人間である以上、
完全無欠の性格の良さは期待しないでおきましょう

どんな人も良いところと
そうではないところがあるものです。

ちょっと性格悪いなと思ったときに
「だから女は嫌なんだ」と全否定してしまうのは
あまりにも厳しい判断基準です。

あなたにもきっと
白黒だけでは割り切れないグレーゾーンがあるはず。

そのグレーゾーンを大きなストレスなく
許容し合える相手が貴重な存在です。

好感を持てない女性とは適度にうまく付き合い、
好感を持てる女性とはよい関係を築く、
女性同士の関係はこれを目指すべきです。


少子化の原因は女性の享楽趣味!?

「まえがき」で生き方が多様化していることをお伝えしましたが、
では女性の理想像をどのように考えればいいのでしょうか。

理想的な女性像というのは時代と地域、
所属するコミュニティでまったく異なります。

今であれば一億総活躍時代ということで、
女性がイキイキと働くことは国さえ推奨していますが、

ほんの20年前の1997年には少子化の原因として
「もっとも大きな原因と考えられるのは、
  若い女性たちの個人主義・享楽趣味ではないかと思う」
というトンデモ発言が学会誌に掲載されています。

これは女性が働いて、楽しんで生きることを
批判していると受け止められる記述です。

同研究者の発言は、この5年前に行われた調査で、
理想と考える子ども数に達しないうちに出産を差し控える理由は
「一般的に子育てにお金がかかる」
「高齢で子どもを生むのはいや」
「子どもの教育にお金がかかる」
「育児の心理的・肉体的負担に耐えられない」
の順となっている、ということに言及した上で語ったものです。

女性は自立して楽しく生活なんてすべきではない、
という考えがよほど強かったのかもしれません。

このころから金銭面や心身の負担が、
出産を差し控える理由の上位にあがっていたというのに……。

このような批判が女性に向けられるのは
出産や子育てが女性側の責任であるという考えが
非常に強い時代だったからと言えます。

当時は女性を含めて同じように考えた人は大勢いたのでしょう。

では現在はどうでしょう? 

先ほどの研究者のようなことを公で言う人は
ずいぶんと減ったものの、この発言はたった20年前のものです。

多くの人がいまだ結婚や出産をすることが
女性として当たり前であるという考えを根強く持っています。

そしてそれを親、親戚などから指摘されることで
自分は女失格なんじゃないかと
自己肯定感を下げている女性は大勢います。

また、たとえ家庭を持ったとしても
家事・育児の負担時間は、女性は男性の約4・7倍であり、
やはり家の中のことは女性の責任という
暗黙の了解が根強く残っていることがうかがえます。
女子の心は、なぜ、しんどい?
『女子の心は、なぜ、しんどい?』
清水 あやこ (著)

※書籍の詳細を見たい方は、
 上の画像をクリック!

1位目指してがんばってます!
ポチっと応援お願いいたします!