さあ、転職で人生の再スタートを!
あなたの明確な理由を用意しなければならない

◉─100人いれば100の転職理由

「なぜ、転職をするのですか?」
そう問いかけられた時、あなたは何と答えますか?

転職の理由は人それぞれで、
あなたにはあなたの事情があるからこそ
転職を決意したのでしょう。

100人いれば100通りの理由が返ってくるのは当たり前です。

転職理由を年齢階層別に見ると、
若い人たちに多い理由が
「一時的についた仕事だから」や「将来性がないから」です。

そこには、新卒の時の就職活動が
あまりうまくいっていない様子が見てとれます。

それだけに、
「知識や技能を生かしたいから」という理由には、
若い人の心の声が反映されているといえます。

年齢が上がってくると、
「収入が少ないから」や「時間的・体力的にきついから」
といった理由が増えてきます。

しかし、ここでは個人的事情は詮索しません。
なぜなら、あなたの個人的な理由があなた自身を動かすからです。

転職をしてどうしたいのか、
転職することによって何を得たいのか、
自分のなかに明確な答えが用意されていなければ、
採用試験に通ることは厳しいでしょう。


能力があれば転職するべき
後悔しても、前の会社には戻れません

◉─悪魔のささやきに耳を貸す前に

転職を考えたなら、もう一度冷静になって、
今の会社ではどうしてもダメなのか、
何のために転職しようとしているのかを、
よく考えてみましょう。

希望通りの会社に入ったとしても、
何カ月、あるいは何年かすると「仕事が面白くない」
「こんな仕事をするために会社に入ったんじゃない」など、
いろいろな不満が出てきます。

そんな時、ふっと
「転職してみようかな」
「今の会社以上に自分に合った会社があるかもしれない」
と思ったりするものです。

それは悪魔のささやきのように魅力的で、
吸引力のある誘いです。

しかし、ここが考えどころです。

悪魔のささやきに耳を貸す前に、
今の自分が問題だと思っていることは
転職すれば解決できるのか、
今の会社で解決できることではないのか
現状をよく認識しましょう。

辞めることは簡単です。

上司とケンカして
「こんな会社辞めてやる!」と言って飛び出せれば
どんなにスカッとするか、考えるだけでも爽快です。

しかし、そんな衝動的な辞め方をしても、
次でやっていけるだけの実力をつけておかねばなりません。

◉─安易な気持ちでは転職できないことを知ろう

アメリカでは、転職を繰り返すことで
スキルアップをはかるのが常識で、
待遇や評価のよい企業を渡り歩くビジネスマンがたくさんいます。

日本でも終身雇用制が崩れ、
能力のある人は自分を高く評価してくれる会社へと
転職していくようになりました。

しかし、
現状がちょっと気に入らないからといって会社を辞め、
次の職場に移ろうと簡単に考えても、
なかなかうまくいくものではありません。

転職には、会社の採用試験というハードルがあるからです

ヘッドハンティングでもされないかぎり、
移りたい会社の人事責任者の厳しい
「鑑定」が待っているのです。

安易な気持ちでの転職希望では、
高い壁を乗り越えることができません。

現状への不満だけで転職しようとすれば、
「この人は、うちに来てもたぶん同じ不満を口にして
 結局辞めてしまうだろうな」
と判断されてしまいます。

勢いだけで退職し、
次の仕事が決まらずに後悔しても、
もう前の会社には戻れません。

今のうちに仕事の能力を高めておきましょう。

◉─ストレスのバランスシートをつくろう

そこで、
狹梢Ν瓩箸いΩ斥佞頭に浮かんだ時は、
次のようなことをしてみてください。

まず、1枚の紙を取り出し、真ん中に縦線を引きます。

左半分には、
今、感じているストレスを、言葉にして書いていきます。
上司の悪口でも、仕事への不満でも、待遇の悪さでもかまいません。
どんなに小さなことでもいいので、具体的に書きます。

次に、
右半分に今の仕事や職場の良いところを書いてみます。

これは少し冷静にならないと書けません。
客観的な目で、仕事と職場を見直してみます。

そして、両者を見比べてみます。

左側より右側が多ければ、転職をする必要はありません。

左側ばかりに文字が並び、右側に空欄が目立つ時は、
どこの会社でも起こりうることかどうかを考えます。

どこの会社でも起こることに腹を立てているのであれば、
転職してもまた同じ問題に悩まされます。

転職をしても無駄ということです。

また、その会社独特の悪弊だとしたら、
あなたがそれを改める努力をしたかどうか、
自問してみます。

解決する努力もせずに逃げ出すのであれば、
転職は解決にはなりません。
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箱田 忠昭 (監修)

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