はじめに
人は変わることができる。だから、自分を信じる

 
20代でインドから日本にやってきたとき、
何もかもがうまくいきませんでした。

お金も人脈もコネもなく、
カタコトの日本語しか話せないインド人には、
仕事も暮らしも苦労の連続でした。

そんな私を大きく変えることになったきっかけは、
たまたま一時帰国していたインドで、
印僑大富豪に面会する機会に恵まれたことでした。

このときに知った、
マハラジャ時代から広く知られている考え方が、
私の人生を変えていったのです。

2014年9月、このときと同じくらい、
大きな転機となる出会いがありました。

世界三大投資家の一人と言われる、
ジム・ロジャーズさんとの出会いです。

30代で巨万の富を得て、
バイクや車で世界一周を二度もしている、
世界に知られる伝説の投資家です。

いつかお会いしてみたいとずっと思っていたのですが、
私はその思いを行動に変えてみることにしました。

そして本当に、
ジム・ロジャーズさんと会うことができたのです。

しかも、インタビューするだけでなく、
仕事までご一緒することになりました。

以後、何度もジム・ロジャーズさんと話をしていく中で、
私はさまざまなインスピレーションを得ることになりました。

これまでに私は何冊も本を出していますが、
ジムさんにお会いして以来、
「これこそ、ぜひ日本の人々に知ってもらうべきことなのではないか」
という思いがじわじわと沸き上がってきたのです。

こうして生まれたのが、本書です。
お金に強くなりたい人のための1冊です。

私は幼少の一時期、
父親の仕事の関係で日本に住んでいました。

当時の日本はバブル期で、
それはもう華やかできらびやかでした。

この印象が忘れられず、インドの大学を卒業して、
1996年に23歳で日本にやってきました。

日本での成功を夢見ていました。

しかし、現実は厳しいものでした。
まず仕事が見つからないのです。

ようやく見つかったのは、「飛び込み営業」の仕事でした。

言葉の壁や日本的なやり方についていけず、
枕を涙で濡らす日々が続きました。

インドに逃げ帰ろうと思ったことも一度や二度ではありません。

そんな中でインドの大富豪に教わったのが、
マハラジャ時代から広く知られている考え方
「ジュガール」でした。

「大富豪のせっかくのアドバイスなのだから、
とにかくしゃにむにやってみよう」と思いました。

すると、営業成績が4カ月連続で全国でトップになるなど、
人生が大きく反転していったのです。

その後、私は独立して会社をつくり、
いろいろな事業を手掛けました。

会社を譲渡し、かつて役員に名を連ねていた会社は
株式を上場させることになりました。

母国インドでも事業を成功に導くことができ、
実業家として名を知られるようになったのです。

やがて大企業の異文化経営、
異文化戦略を指導する役割も求められるようになり、
時給70万円の高額の報酬を得る国際コンサルタントとして話題になり、
テレビに出演したりもしました。

そして10年ほど前から本格的に始めたのが、資産の運用です。

当時、インドで1000万円ほどで買った不動産は、
今、1億2000万円ほどの価値になっています。
いろいろなところに不動産投資をしています。

また、5、6年ほど前から始めたのが、株式投資です。
平均すると、年40%の利益を出し、投資額は大きく膨らんでいます。

このように現在は順風満帆ですが、まず私が知ってほしいのは、
「昔はひどい状態にあった」ということです。

なにもかもうまくいかなくて、夢も希望も持てなかった。

お金持ちになれるなんて、想像もつかなかった。

しかも、何のアクションも起こせませんでした。

面倒だったし、やる気も起きなかった。

「そんなことをしたって意味がない」と思っていました。

同僚たちと飲みに行って愚痴をこぼし、
先の見えない人生に嘆いてばかりいました。

今、振り返って思うのは、
「人間は元来、怠け者なのだ」ということです。

弱くて当たり前なのです。
かつての私もそうでした。

しかし、1つだけ、これは間違いないと思えることがあります。

それは、「人は変われる」ということです。

実際に、私自身も変わったし、
私の周囲にもまるで人が変わってしまったかのように
うまくいき始めた人がたくさんいるのです。

投資を本格的にスタートさせてから、
「私のノウハウを多くの人に知ってもらえたら」と
投資アカデミーの事業をスタートさせたのは、4年前のことです。

ここで私は1000人以上の方への
コンサルティングを実施することになります。

そこでわかったのが、
「お金に強くなれた人」と「お金に弱いままの人」の差でした。

私のアカデミーの扉を叩いて、お金に強くなれた人、
短い期間で着実に投資に成功している人、
目標となるミリオネアに向かって確実な一歩を踏み出せた人たちは、
何が違ったのか?

ジム・ロジャーズさんとの出会いによって思うようになったのは、
「その差を明らかにすることこそ、私の役割なのではないか」ということでした。

本書では、
「お金に強くなれた人」と「お金の弱いままの人」の21の違い
をご紹介していきます。

最初にお伝えしておきたいのは、
「いきなり全部、変えようとしなくていい」ということです。

一度にすべて変えようとするから、人はつらくなるのです。

少しずつ、少しずつ、変えていけばいい。

そこで、少しでも変えやすいところから
取り組めるよう、本書は4つのステップで構成しました。

第1章「マインド」を変える
第2章「習慣」を変える
第3章「学び」を変える
第4章「行動」を変える

何より大事なことは、
自分の中に入り込んでいる呪縛を取り払うことです。

それは、私自身が日本にやってきたとき、
ずっと持っていたものでもありました。

きっとこうに違いない。
世の中はこんなものだ。
そんなにうまくいくはずがない……。

そして、ウソに惑わされないことです。

日本では、たくさんのウソが、
まるで本当のように信じ込まされています。
そのことに気づく必要があります。

では、どうして私は呪縛から逃れられ、
ウソに惑わされなくなったのか?

それは、自分を信じることができたからです。

なぜなら、インドの大富豪がこんな言葉を私にくれたからです。

「サチン、君はきっとうまくいく。ちょっとだけ変わることができればね」
 
私はこの言葉を信じました。
この言葉を大切にしようと思いました。

だから、この本を買ってくださった
読者のみなさんに、私もこの言葉を贈ります。

「みなさんはきっとうまくいきます。少しだけ変わることができれば」

これからの時代のお金に強い人、弱い人
『これからの時代のお金に強い人、弱い人』
サチン・チョードリー (著)

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