気遣いの文例とフレーズ

少しでも相手の手間や時間をとったり、
気を使わせてしまったときには、
ひと言ねぎらいや感謝の気持ちを伝えるようにすると、
やりとりが円滑になります。


客先へのねぎらい
-----
件名:50周年記念誌の完成、お疲れ様でした。

○○株式会社
佐藤様
お世話になります。
メルイチ商事の鈴木です。

50 周年記念誌がついに完成とのこと。
ご連絡いただき、ありがとうございます。

通常の業務でお忙しい中、佐藤様には、
編集委員長として社内での指揮をとっていいただき
本当にお疲れ様でした。

本来の業務と並行しながらの編集作業は
ご苦労も多かったことと拝察します。

ですが、最後まで根気強くご対応くださった
おかげでどこに出しても恥ずかしくない
完成度の高い記念誌になったと思います。

一緒に仕事をさせていただき、大変勉強になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

まずは、お礼まで。
-----
POINT  
業務を通して気づいた相手の努力や尽力に
光をあて、ねぎらいの言葉をかけましょう。

POINT  
相手の労力や負担が大きいときほど、
その成果や結果を具体的に示すと
感謝やいたわりの気持ちが伝わります。


気遣いの基本フレーズ
お疲れ様でした(でございました)
-----
● 昨日は遅くまでお疲れ様でした。
● 山田課長、昨日はお疲れ様でございました。
-----

一緒に仕事をした相手に声をかけ合うような場合に
多く用いられるのが「お疲れ様」です。
共に仕事をした後、部下から上司に
「お疲れ様でした」と声をかけるのは問題ありませんが、
文末に「ございました」を用いると、より丁寧な表現になります。

ありがとうございました
-----
昨日は遅くまでご対応いただき、ありがとうございました。
-----
「お疲れ様でした」に代わる言葉として、
感謝の気持ちを伝える「ありがとうございました」を
使うのも好ましいです。

おかげで
-----
すぐにご対応くださったおかげで、提出期限に間に合いました。
-----
相手に何か手助けしてもらった場合、
感謝の言葉とともに結果や成果を伝えると良いでしょう。

大変でしたね
-----
昨日は遅くまで大変でしたね。
-----
同僚や後輩をねぎらうときには「大変でしたね」。
奮闘している最中に「大変ですね」と言われるとカチンとくるもの。
やり遂げた後にねぎらいの気持ちを伝えましょう。

遠慮なく
-----
お手伝いしますので、遠慮なく言ってください。
-----
相手に手をさしのべ、全面的に
応援・協力する姿勢を伝える言葉です。


その他の気遣いのフレーズ
ご足労
-----
● ご足労をおかけして恐縮です。
● 遠いところ、ご足労をおかけしました。
-----
「足労」とは、足をわずらわせること。
相手にこちらへ来てもらう労力をかけることを
恐縮して使うフレーズが「ご足労」です。

お手数ですが(ではございますが)
-----
お手数ですが、至急ご返送いただけますか。
-----
自分からの依頼が相手の手をわずらわせたり、
手間をかけるような場合に、添えましょう。
「お忙しいところ」とセットにして
「お忙しいところお手数ですが」も定番のフレーズです。

お手間をかけますが
-----
お手間をかけますが、ご返送をお願いします。
-----
「お手数ですが」の他に、相手への気遣いを示すフレーズ。

お手をわずらわせて恐縮ですが
-----
お手をわずらわせて恐縮ですが、至急ご返送いただけますか。
-----
「お手数ではございますが」同様、
相手に手間をかけることを気遣うときの
より丁寧なフレーズ。

お気になさらないでください
-----
OK 
▼ 
どうぞ、お気になさらないでください。

NG
どうぞ、気にされないでください。
-----
「気にする」の「する」の敬語は「なさる」です。
目上の相手には「お気になさらないでください」が
適切な表現です。

お気遣いなく
-----
ついでにお持ちしたまでなので、お気遣いなく。
-----
「お気遣いなさらないでください」よりも
ややくだけたフレーズ。
「お気にならさらず」と言いかえることもできます。

ご無用
-----
特に問題がなければ、返信のお気遣いはご無用です。
-----
「メールの返信は不要ですよ」という意を伝える丁寧な表現です。

拝察
-----
さぞ、ご心労のことと拝察します。
-----
相手の状況や心境を察する、推測することを示すフレーズ。


気遣いのNGフレーズ
×ご苦労様でした
-----
NG
小川課長、昨日は遅くまでご苦労様でした。

OK
小川課長、昨日はありがとうございました。
-----
「ご苦労様」は自分のために
何か仕事をしてくれた人に対するねぎらいの言葉。
ねぎらいの言葉は上位者から下位者に向けてかけるものであるため、
部下が上司に対して「ご苦労様でした」と言うのは失礼にあたります。

×わざわざ
-----
NG
わざわざ来てもらわなくていい(結構)です。

OK
ご足労いただくには及びません。
-----
「わざわざ〜してもらわなくていい(結構)」という表現は、
「かえって迷惑だから」というニュアンスにもとれるので、
「〜いただくには及びません」と婉曲(えんきょく)に言いかえましょう。

迷わず書けるメール術
『迷わず書けるメール術』
(神垣 あゆみ・著)

※書籍の詳細を見たい方は、
 上の画像をクリック!
 
1位目指してがんばってます!
ポチっと応援お願いいたします!