お金には、どんな役割があるの?
→交換の手段、価値の尺度、価値の保存の手段となる

◉── お金には三つの機能がある

お金があると、物々交換の弱点である
「交換相手がいるかどうかわからない」という点が
簡単に解消できます。

お金があれば何でも買うことができますから、
自分の持っているモノはとりあえずお金に交換する、

つまり売ってしまえばいいのです。

お金のこの機能のことを、
一般的に「交換の手段」といいます。

また、交換の手段となるということは、
すべてのモノについて、お金を軸として
価値が計られることになります。

お金のこの機能のことは「価値の尺度」といいます。

また、一般的な意味では、お金は腐りません。

ナマモノであれば腐ったり、味が変わったりするので、
将来の交換のために保存しておくことは、
必ずしも簡単ではありません。

ところが、お金であれば、使うあてがないものは
保存(保管)しておいて、必要に応じて使うことができます。

お金のこの機能のことを「価値の保存の手段」といいます。


なぜ、お金には価値があるの?
→国や中央銀行(日本銀行)が「価値がある」というから価値がある

◉── 一万円札に、一万円の価値はない?

一万円のお札自体(紙)には一万円の価値はありませんし、
五〇〇円玉も金属の価値は五〇〇円もありません。

また、一万円札をお役所に持っていっても、
金や銀との交換が保証されているわけではなく、
一万円札には物理的な「価値の裏付け」はないのです。

では、一万円札は、
なぜ一万円の価値があるとして通用するのでしょうか?

「国・中央銀行が、そういっているから」

というのが理由です。

国が、公務員の給料や公共事業の代金を、
全部現金で払うと考えればわかりやすいでしょう。

二五万円の給料として一万円札二五枚を受け取る公務員が、
二五万円もらったと納得する唯一の理由は、
政府が一万円札の価値について嘘をいうはずがないという信頼からです。

同様に、公共事業の代金として一億円を受け取ったゼネコンが、
実際に一億円受け取ったと考えるのも、政府が支払ったものだからです。

国は、紙幣や硬貨の偽造対策を行っています。

その理由は、お金の価値の源である
国・中央銀行(日本銀行)に対する信頼を守るためなのです。
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(永野良佑・著)


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