「すぐやる」人が持っているもの

野球選手は、ゲーム中は全員「すぐやる」人です。
ボールが来れば、一目散に走り、捕らえ、返します。

ただし、がむしゃらに動いているわけではありません。

彼らには、全員「守備範囲」があります。
その範囲の中で、「すぐやる」人なのです。

野球選手は9人で広大なグランドを守っています。
決して1人が全部を守っているわけではありません。

だからこそ、円滑にゲームを進めることができるのです。

もし、あなたの人生にも
「守備範囲」があったらどうでしょうか?

実は「すぐやる」人は、本人の意識にかかわらず、
こんな人生の「守備範囲」を持っているのです。

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そこを育て、成長させたいと思えるところ。

その「守備範囲」に来たものは真っ先に気がつきます。

そして、情熱をもって取り組むことができます。
形になるまであきらめることはありません。

その姿を見て、まわりの人は言うのです。

「あの人はいつも『すぐやる』人だね」と。


ビジネスの成功は「守備範囲」にある

僕がこれに気づいたのは、ビジネスの場面でした。

最初に就職した能力開発会社では、
とにかく守備範囲が広いものでした。

「営業」「経理」「事務」「編集」、
そして「倉庫管理」までしていました。

やがて、
「営業」ではなかなか実績が上がらないところから、
お客様のフォローを行なうインストラクターの仕事を
任されるようになりました。

その後、1年もすると、チーフ・インストラクターとして
年間150回、全国で研修を行なうことになりました。

そして誰もが知っているような
一部上場会社の3日間研修なども何社か、
任されるようになりました。

守備範囲が広いところから、一気に狭まりました。

その結果、急に飛躍することができました。

ここが自分の才能がわかった時代でした。

講師・教育者というのは、自他ともに認める天職でした。

それに気を良くし、一度目の独立。
社員は僕だけなので、当然守備範囲が一気に広がりました。

「経営者」「営業マン」「渉外担当」「講師」
「プロモーター」「コネクター」「編集」「経理」……。

結局、1年であきらめ、借金だけが残りました。

失意の中、ある研修会社に再就職します。

社長も社員も日本語が苦手な外国人ばかり。

最初の頃は、全部自分がやらざるをえなくなり、
守備範囲は広いままでした。

しかし、前職と異なる点は、
会社の発展とともに、人が雇えたことでした。

適切なスタッフを雇っては、
その人にふさわしい役割を譲っていきました。

◎その人の個性が輝けるポジションか。
◎その人がそのポジションを通して磨かれるか。
◎その人が責任を持って取り組んでくれるか。

それを見極めつつ、役割を譲っていくわけです。
その結果、自分がいなくても「仕事が回る」仕組みができました。

仕事が回り出したことで、長男の出産のともない、
当時では育児休暇を取ることが珍しい時代に、
なんと2カ月間の育児休暇を取ることができました。

1990年代初頭、
会社のマネージャー職にある男性にとっては
ありえないことでした。

しかし、育児休暇が明けると、
復帰後の僕にはマネージャーの席はありませんでした。

実質的な解雇通知でした。
そのため、再独立を余儀なくされました。

しかし、
このときは自分の「守備範囲」のことを
なかば理解をしていました。

そこで、僕1人であってもこんな工夫をしました。

◎ セミナーについては共同開催を提案し、集客の負担を減らす。
◎ 会報誌への掲載、小冊子の作成、そして出版などを通して、
 「お客様から問い合わせていただく」仕組みをつくる。
◎ サブ・インストラクターを育てる。

その結果、会社を軌道に乗せることができました。

この姿勢は今も変わることはありません。

現在は、年間のべ400回のセミナー・イベントを行ない、
毎年2万人以上の受講生をお迎えできる会社に成長しました。

このように、組織や社会の「役割」として考えると、
「守備範囲」は見つかりやすいかもしれません。

しかし、人生の「守備範囲」となると、
少し漠然としてしまいます。

いったい、どのように探せばいいのでしょうか?


人生の守備範囲を教えてくれるもの

鍵は、あなたの「ワクワク」という感情にあります。

「ワクワク」とは、何でしょうか?
僕はこう思っています。

「ワクワク」とは、あなたの魂が
本来この世界でやるべきことを思い出した瞬間に起きる感情です。

人はワクワクすると、次のような現象が起こってきます。

【ステップ1】
ワクワクは、自分の中の可能性と本来のエネルギーを思い出せてくれます。
    ↓
【ステップ2】
すると、人間は自分の中の可能性と未来を信じることができるようになります。
    ↓
【ステップ3】
たとえ、目の前に問題があっても、「チョロい! 簡単だ!」
「挑戦するっておもしろい」と思えます。
    ↓
【ステップ4】
さらに「楽しんで生きる」道を選べるようになります。
    ↓
【ステップ5】
ここまでくれば、自然と無意識に行動してしまっています。
「すぐやる」と意識しなくても、「気がついたら、していた」
という状態になっているのです。

たとえば、スポーツ観戦やコンサート鑑賞をすると、
あなたはとても元気になるとしましょう。

これは、スポーツ選手、歌手が
エネルギーを与えてくれているだけではありません。

実は、それを通して、
自分の中にある本当のエネルギーを思い出しているからです。

子供の中には、このワクワクの種がたくさんあります。
そのため、いつも好奇心にあふれています。

子供たちは、そして「すぐやる」人は、
この世界に「限界」ではなく「可能性」を見ています。

目の前にあることに「不安」を感じているのではなく、
「希望」を見ています。

しかし、大人になると、
多くの人はいつのまにか、
自分にも周囲の環境にも限界や不安を感じ始め、
このワクワクや希望を失ってしまいます。

そんな感情をもう一度思い出せたらいいと思いませんか?

「もう体験したことがあるよ」と言う方も、
さらにすごいワクワク感を体験したいとは思いませんか?


目の前の問題が山積みの人ほど、ワクワクは見つかる

でも、こんな声も聞こえてくるかもしれません。

「人生楽しいことばかりじゃないよ」
「『やらなければならない』ことばかりだよ」
「目の前に問題が山積みで、とてもそんな気持ちになれない」

 そう思っている方、安心してください。

いろいろなことに手をつけ、めまぐるしく動いており、
まわりからは、スピーディで行動的と思われている。

しかし、本当にやりたいことはできていない。

そんな自分を内心ではよくわかっている。

だから能力を高めるために必死に学んでいる--。

そんなあなたのように頑張っている方だからこそ、
本当のワクワクは見つかりやすいのです。

なぜならば、ワクワクを感じるために必要なのは、
「今していることが、未来の理想の自分につながっている」
という確信力だからです。

その力は、次の3ステップで身につけることができます。

【ステップ1】未来の理想の自分からのメッセージを聴く。
【ステップ2】未来の理想の自分と対話する。
【ステップ3】未来の理想の自分に会いに行く。

これはいったいどういうことでしょうか?

次の章で、まず【ステップ1】から見ていきましょう。
「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本
「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本
(望月俊孝・著)


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