瞑想は心の栄養

僧侶である私たちにとって、
瞑想は欠かせない修行の一つです。

この本を読む方のほとんどは
お坊さんではないと思いますが、
サラリーマンでも主婦でもアスリートでも学生でも、

どんな人にとっても
瞑想はありとあらゆる恩恵を与えてくれるものです。

ここで私は、
チベット仏教が教える瞑想についてお伝えします。

これから瞑想を始める人、
すでになさっている人であっても、
正しく瞑想の真理を知っておくことが
その手助けになると思うからです。


僧侶が瞑想をする理由

なぜ私たち僧侶が瞑想をするかといえば、
生きとして生けるものすべてが幸せになる
という目的のためです。

お釈迦様は瞑想によって悟りを開きました。

人間とは何か、
生きるとはどういうことなのか、
深い瞑想の末に生命の真理を知ったといわれています。

お釈迦様が2500年ほど前にインドの大樹の下で、
雑事雑念にとらわれない
超越した一心の世界で得た真理が仏教の原点です。

私たちチベット仏教の僧侶は
2000にも及ぶ経典を勉強しますが、

それを探求するだけでは
お釈迦様が到達した境地に至ることはできません。

瞑想をすることで、お釈迦様、
あるいはほかの仏様と呼吸を合わせ、
一体になる感覚を得ていくことが
欠かせない体験になります。

昨今では、
マインドフルネスの世界的な広がりによって、
瞑想の効果が多くの人に知られるようになりました。

マインドフルネスとは、
マインド(こころ)が
フルネス(いっぱいに満たされている)
ということです。

マインドフルネスというのは、
いまここにある自分の体や気持ちの状態に集中して、
気づきの力を育はぐくむ瞑想法といわれています。

はじめはメンタルを扱う医療の現場で実践され、
その効果については多くの研究報告があります。

それがビジネスや教育現場などにも
広がっていったのでしょう。

「企業や個人が成果を求める手段として
瞑想を利用することをどう思うか」
と質問されることがよくあります。

瞑想をしたら、
瞑想を習慣にしているかっこいい自分になれる、
収入が上がる、出世する、成功する、モテる、
家族やパートナーと仲良くなる……。

瞑想は神秘的で、
たくさんの成果が期待できるものだと
思っている人がたくさんいるのでしょう。

チベット仏教ではそういった目的を否定はしません。

瞑想は心の栄養だと私は思っています。

あなたが何かの結果を得るための
手段として瞑想をしているとしても、

瞑想をすることによってこころがクリアになったり、

欲しいものを手に入れて
家族や周りの人が幸せになるのであれば、
よいことだと思います。

そこに宗教や信仰は関係ありません。

あなたの幸せを追求するためのツールとして
瞑想が役に立つのであれば、
どんな目的であれ、始めたらいいのです。
あなたのなかの幸せに気づく チベット聖者の教え
あなたのなかの幸せに気づく チベット聖者の教え
ザ・チョジェ・リンポチェ (著),‎ 福田典子 (翻訳)


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