■海馬の神経細胞は増えている

最近、記憶力が衰えたと感じている方も
多いのではないでしょうか。

これには、新しいことを覚える力に関わる
脳の海馬の働きが関係しています。

以前は、
脳細胞は減る一方だと考えられていましたが、
最近では、限定的な範囲ではあるものの、
神経細胞は増えるということがわかってきました。

その代表的な部位が海馬の歯状回といわれるところです。

ここは脳に新しい記憶をつくる
重要な役割を果たしていますから、

神経細胞が活発に増えてくれば
どんどん新しい記憶をつくることができます
(しかし、年齢とともに神経細胞が増えにくくなるので、
記憶力の低下を実感することになります)。

海馬の神経細胞はウォーキング等で体を動かしたり、
好奇心や程よい緊張感のある状態に身を置いたり、
バランスのよい食生活を心がけたりすることで
増えやすくなるといわれています。


■年齢とともに衰え、差が開く能力 
要素頭の回転の速さ

新しいことを理解する速さ、計算の速さ、
考えをまとめる速さ、文章や話に対する理解の速さ、
これらを決めるのは主に脳の前頭葉の働きです。

そして、これらの頭の回転の速さは、
基本的に年を重ねるにしたがって衰えていく能力です。

きっと、
昔のほうが暗算をするのが早かったとか、
新しい電化製品を使いはじめることに対して抵抗感が増したとか、
若者の話のテンポについていけなくなったとか、
思い当たるところもあるのではないでしょうか。

また、
この能力は年齢が上がるにつれて差が開きやすく、
高齢者といわれる年齢になっても若者と
あまり変わらない能力を維持する人もいますし、
反対にすっかり頭の回転が鈍くなったと感じる方も多いものです。


■脳の作業スペース「ワーキングメモリ」

この能力に密接に関係する力があります。

これは、ワーキングメモリという
脳のメモ帳と言われる機能で、
「作業記憶」と訳されます。

私たちは、この機能を使って
一時的に情報を覚えておくことで
日常生活や仕事をスムーズに進めています。

脳の作業スペースと考えるとわかりやすいでしょう。

たとえば、
「この資料の 263 ページから 271 ページまでをコピーしてほしい」と
頼まれたとしましょう。

あなたはすぐに資料を持ってコピー機に向かい、
コピーを済ませて、
頼んだ本人にコピーした紙を渡しました。

そして、さっきまでやっていた自分の仕事に戻ります。

もし、脳の作業スペースがなかったとしたら、
この作業はできません。

頼まれた瞬間に何を頼まれたのかを忘れ、
たとえコピーをしたとしても、誰に頼まれたのかを忘れ、
そうこうしているうちに
自分が何をしていたのかもわからなくなるかもしれません。

会話中や読書の最中、先ほど聞いた内容、
数ページ前の本の内容をすっと忘れてしまっては、
どんなに冴えた素早い思考であっても
そのことについて考えることすらできません。

素晴らしい考えが頭を巡っても
それすらすぐに忘れてしまうものです。

その記憶を脳の作業スペースに
蓄えておくことができなければ、
思考もなかなか進まないのです。

ワーキングメモリは20代をピークに下降線をたどります。

しかし、年をとることによって衰えてしまうのであれば
仕方がないとあきらめる必要はありません。

思考の作業スペースは
トレーニングで広げることが可能なのです。

つまり、頭の回転を
大きく向上させることができるのです。

本書で紹介しているパズルは、
そのための有効なツールの1つです。

論理的な人の27の思考回路
論理的な人の27の思考回路
(北村 良子・著)


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