はじめに
栄養学が食生活をおかしくした

「食生活を考える時、栄養素なんて無視しなさい」
「栄養素のことを考えれば考えるほど、健康は保てなくなる」
「栄養学が日本人の食事をダメにした」

管理栄養士の私が言うのもおかしな話ですが、
私はこれまでそうした主張を繰り返してきました。

なぜ、そう言えるのか? 

いまの栄養学には、
「食べるとはどういうことか?」
を理解するためのポイントが
欠けていると感じるからです。

まず、日本の風土を思い浮かべてください。

いま目に映る景色のなかに、
じつは手つかずの自然は何ひとつありません。

山を切り開いてハイキングコースをつくりますね? 

それと同様、
山を植林したり、田んぼをつくったり、
ほとんど人間がつくっています。

自然に介入することで農林水産業が生まれ、
そのつくられた自然環境のなかで
「何がつくれるか」が決まります。

歴史を振り返れば、
自然条件が農を決め、
農が食を決めてきた。

いまでも多くの国がそうです。

これが真実であり、
そのなかに地域の伝統食や食の知恵があったわけですが、
いまの日本はどうでしょうか?

人類が当たり前にやってきたことが、
当たり前ではなくなっていると思いませんか? 

何がとれるかと関わりなく、
季節も考えず、
外国からいろいろな食材を取り寄せ、
食生活を成り立たせているからです。

そうしたゆがみが見落とされたまま、
さまざまな健康法、
食事法が生まれてきていることを理解しないと、

いま出回っている情報の何がどうおかしいか、
判断がつかなくなります。

私はそれを、「情報過食症」と言っています。

私たちの多くは氾濫する健康情報に振り回され、
食べることの本質がどこにあるのか、
見えなくなっています。

体にいいものを求めるあまり、
逆に体をおかしくしてしまっているのです。

この本では、
情報過食症に蝕まれている皆さんに、
そもそも食べることはどういうことか、
わかりやすくお伝えしていきます。

その原点に帰ることができれば、
食生活のどこを見直せばいいのか? 

どう健康管理していけばいいのか? 

その秘訣もわかってくるはずです。

幕内秀夫
日本人のための病気にならない食べ方
日本人のための病気にならない食べ方
(幕内秀夫・著)


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