肉は「生活習慣病」の予防になる
生活習慣病の原因は「食の欧米化」ではなかった!?

日本では百寿者と呼ばれる
100歳以上の方々が年々増えています。

現在では、6万人を超える人が
百寿者と認定されています。

こんなにすばらしく、
世界に誇れることはありません。

ところが実際には、
長寿を喜ぶ声はあまり聞こえてきません。

超高齢社会の不安な情報にかき消されてしまうからです。

今、日本では、約569万人もの人たちが
介護を受けながら生活しています。

この数は、なんと百寿者の100倍以上です。

寿命は延びても、
寝たきりになってしまうのだとしたら、
本人にとってもまわりの家族にとっても、
これほどつらく大変なことはありません。

介護の苦労がクローズアップされればされるほど、
長寿に対する不安感は拭ぬぐい切れないものになっていきます。

こうした社会の中では、
ピンピンコロリが理想の生き方として万人に望まれます。

そして、「食」と「健康」が最大の関心事となります。

「どんなに年をとっても、健康で自分らしく生きていたい」
という願いが、年々切実さを増しているからなのでしょう。

近年のこうした健康ブームにのり、
日本古来の伝統食が長寿食として見直されています。

日本人が古来より受け継いできた、
ご飯を中心とした一汁一菜という粗食に戻せば、
健康長寿を達成できるという大きな流れが、
食の現場で起こっています。

最大の理由は、「食の欧米化」が
生活習慣病やアレルギー性疾患など
現代病の数々をつくっているという説です。

「肉が生活習慣病を招いた」という説は、
本当なのでしょうか。

振り返ってみれば高度経済成長期、
日本には多くの食品とともに食文化が輸入されました。

日本人の食生活の転換期は、1960年代です。

米の摂取量が激減する反面、肉類や魚介類、
乳製品の摂取量が大きく伸びました。

この食の転換期と同じころ、
日本人はさまざまな病気に悩まされることになります。

がん、動脈硬化からくる心筋梗塞・脳梗塞、
糖尿病、肥満などの「生活習慣病」に加え、
花粉症やアトピー性皮膚炎などの「アレルギー性疾患」です。

最近では、腸に炎症を起こすクローン病や
潰かい瘍よう性大腸炎になる患者さんも急増しています。

いずれも病名はわかるのに、根治の難しい病気です。

「病名はわかるのに治療が難しい病気」が
蔓まん延えんするにつれて、同時期に起こった
食の変化、すなわち「食の欧米化=肉食」が
問題視されるようになったのです。


百寿者の人たちが教えてくれたこと

しかし、
「病名はわかるのに治療が難しい病気」になる人が
急増している原因は、もっと別のところにあると私は考えています。
 
こんな疫学調査があります。
 
1972年にはすでに、
健康長寿には肉などの「動物性たんぱく質」が
必要だとの報告がなされていました。

当時の日本の百寿者は405人でした。

東京都老人総合研究所が、
そのうちの100人の食生活を調査したところ、
全員が肉や卵、魚、乳製品などの動物性食品を
高齢者の平均以上に多く食べていたのです。

反対に、菜食主義者は1人もいませんでした。

粗食を美徳としていては、
健康長寿をはたせないことは、
すでにわかっていたのです。

さらに、東京都健康長寿医療センター研究所の
新開省二博士らの研究グループは、
高齢者の食事を16〜20年間という長期間にわたり調査しており、

その研究から、
しっかり食べて栄養状態のよい高齢者が
長生きしているとの結果を報告しています。

肉がピンピンコロリの源になることが、
40年前の調査からも明らかになっているのです。

人生100年時代の老いない食事
人生100年時代の老いない食事
(藤田紘一郎・著)


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