三浦雄一郎の快挙の秘密は「メタボ」にあり

まずは「バランスのよい食事」を疑うのが第1歩

日本を代表する「高齢者の星」のお一人といえば、
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんがいらっしゃいます。

三浦さんは80代という年齢を感じさせない
エネルギッシュさで、2013年、
人生3度目のエベレスト登頂に成功されました。

世界最高齢の登頂者として、
エベレスト登頂の歴史にその名前を刻んだのです。

この快挙に、日本中が沸きました。

「80歳を超えても、年齢を感じさせない生き方はできるんだ!」

三浦さんの姿に、
「自分もまだまだできるはず!」と
大きな勇気をもらった人も多かったことでしょう。

一方で、
「三浦さんって、80代のわりにはいい体してるなぁ」
と思われた方もいたのではないでしょうか。

私は、日本予防学会という集まりで、
三浦さんと年に1〜2回お会いします。

三浦さんは、見た目の通りメタボの体です。

血圧もコレステロールも高め。
しかも肉が大好きで、毎日食べているというのです。

しかし、世間では
「メタボは健康に悪い」ともいわれていますよね。

一体、どちらが正しいのでしょうか。

日本では2008年から特定健診・特定保健指導が始まりました。

いわゆる「メタボ健診」です。

みなさんも、貴重な時間をさいて、
メタボ健診を受けていることでしょう。

超高齢社会に突入した日本では、
国民医療費がとどまることなく増大し、
まもなく40兆円を突破する見通しです。

この金額は、国民1人あたり
年間30万円を使っている計算になります。

日本が世界に誇る国民皆保険の破綻を防ぐため、
医療費を抑えることを一つの目標として、
メタボ健診は始まりました。

メタボ健診では、
現代日本の4大疾病と呼ばれている

「がん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病」

になる危険性の高い人を早期にスクリーニングし、
医療費の削減をめざします。

4大疾病の危険度が高い因子としては、第一に「肥満」。
そして、「血糖」「脂質」「血圧」が続きます。

これら4大疾病はすべて生活習慣病であるために、
まず食事指導が行われます。

このとき、
「バランスのよい食事が必要です」という
うたい文句とともに「カロリー制限」が指導されます。

そして、まっさきに制限の対象になるのは、
エネルギーもコレステロールも多い肉なのです。

日本一エネルギッシュな高齢者である三浦さんは、
毎日肉を食べています。

しかも、誰が見てもメタボな体です。

ところが、国はメタボを病気になる危険因子と位置づけ、
肉の食べ過ぎに注意をうながしています。

この対照的な2つの事項を、
私たちはどう解釈すればよいのでしょうか。


メタボ健診は、はっきりいって無意味

肉は食べてもよいのか、それとも控えるべきか−−。

正解をズバリいうならば、肉は積極的に食べるべきです。

ただし、条件があります。

それは「50歳を過ぎたら」ということです。
 
50歳までは、肉はお楽しみ程度に食べましょう。

若いうちにメタボの体になると、
命を縮めることになるからです。

しかし、50歳を過ぎたら、積極的に食べてください。

体が肉を必要とするからです。

50歳を過ぎた体には、メタボ健診は、
はっきりいって無意味です。
 
50歳を超えると、肉を食べることが
健康長寿のために不可欠になってくるのです。

エベレスト登頂を成功させた三浦さんのタフさは、
まさに肉食の賜物でしょう。

50歳を過ぎて肉を日常的に食べている人は、
エネルギッシュであり、パワフルです。

反対に、肉を控えている人は、
どんどん生命力が落ちていきます。

「三浦さんは超人的な人だから私とは違う」と
食事に制限をかけるのか、

「三浦さんより若い自分は、まだまだひと花咲かせられる。
それには肉のパワーが必要だ」と人生を前向きに考えるのか−−。

それは、あなたしだいなのです。
人生100年時代の老いない食事
人生100年時代の老いない食事
(藤田紘一郎・著)


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