はじめに
「学び方」を学ぶと、効果が変わる

本書は、「効果的な学び方」について書いた本です。

「学ぶ」という行為は、
私たちがこの世に生を享けてから人生の最後の瞬間まで、
生涯を通して続ける崇高な行為です。

親から学び、先生から学び、友人から学び、
先輩や上司から学び、人生の師とも言えるメンターから学ぶ……。

このように、
人生は「学ぶ」ことの連続であると言っても過言ではありません。

しかし、生涯続く行為であるはずの学びですが、
そもそもの「学び方を学ぶ」機会は、
現代の日本の教育においては
ほとんど享受することができないのではないでしょうか。

数学や国語など、学ぶ爛灰鵐謄鵐〞は
たしかに充実したものが揃っています。

特に大学などは、構内環境も含めて
魅力的なコンテンツを用意することが、
学生の人気を博す1つの要因もなっています。

また、最近は授業そのものの内容ではなく、
進学塾の人気講師陣がメディアでも頻繁に取り扱われるなど、
その犇気方〞にも注目が集まるようになってきました。

教え方がうまい先生には人気が集中し、
毎回の授業では立ち見の生徒まで出ています。

その一方で、コンテンツを受け取る側である生徒や、
私たちビジネスパーソンの「学び方」はどうでしょうか?

「学び方を学ぶ」という機会もろくに得られないまま、
言われるがままに、先生や学校から与えられたコンテンツを
学んできたというのが、実態ではないでしょうか。

本書を執筆するに至ったキッカケは、
そんな想いが私の根底にあったからでした。


TOEICスコア350点からたった4カ月で915点に伸びた「学び方」

私は現在、都内でコンサルティング会社を経営しています。

年間で500名以上の方々にお会いし、
コンサルティングやセミナーなどの現場で、
脳科学界の「ドラゴン桜」と称され、

私の師匠でもある
石川大雅氏が開発した脳科学メソッドを交えながら、
あらゆる課題や問題解決のご支援をさせていただいています。

主に私がかかわる分野は、
企業や社会人の方々を対象にした
能力開発や人材育成といった分野なのですが、
大学生向けに講演をさせていただく機会もあります。

今でこそ私は、
こうして人をご支援させていただく立場にあるわけですが、
何も最初から勉強ができたり、好きだったりしたわけではありません。

むしろ、どちらかと言えば勉強は苦手で、
できることなら避けて通りたいとすら考えていました。

私は、地元の外語大学に進学して英語を専攻していたのですが、
大学1年生当時の私は、まったく英語ができませんでした。

その大学ではTOEICという
国際英語コミュニケーション能力テストを
クラス分けの基準にしていたのですが、
入学当初の私のTOEICスコアは、なんと350点。

350点と聞くと何やらすごそうに聞こえますが、
TOEICはそもそも990点満点のテストです。

そのため、この350点という点数は、
TOEICスコアの中では最も低いランクに属します。

ましてや、外語大学の英語専攻を志す学生としては、
絶望的な点数と言ってもいいでしょう。

そんな私でしたが、ある出来事をキッカケに勉強に目覚め、
約4カ月間の勉強の末、
TOEICスコアを915点にまで伸ばすことに成功します。

あのときの感動は、今でも忘れません。

ちょうど20歳にして、勉強することのおもしろさを
心の底から初めて味わった瞬間でした。

それから約10年間、「学ぶ」という行為は、
まさに私の人生を大きく変えてくれました。

学ぶことによってたくさんの発見や気づきがあり、
自分の見える世界も大きく変わりました。

そして今では、そこで得た知見を
セミナーやコンサルティングの現場で活用し、
クライアントや受講生の皆さんの成果にもつなげています。

10年前の私だったら、
現在の自分の姿を決して想像はできないと思います。

「学ぶ」という行為は、それだけの可能性を秘めているのです。


自分に合った学び方がある

「学び方」にもいろいろあるのですが、
誰にも効果があるものと個人ごとに効果があるものが存在します。

それは、あなたの「脳」に秘密があります。
 
Aさんの脳、Bさんの脳、Cさんの脳は、特性がそれぞれ違います。
つまり、Aさんに効果的な学び方は、
必ずしもBさんやCさんにとって
効果的な学び方ではない可能性があるのです。

自分の脳に合った、効果的な学び方が存在するのです。

詳しくは本書で解説していきますが、
脳の特性は、大きく3つのタイプに分かれます。

あなたの脳の特性がどのタイプなのかを把握し、
それに合わせて学ぶだけで、
あなたの記憶力、集中力、やる気、アウトプット力など、
各種試験や勉強に必要な脳力が飛躍的に上がるのです。

本書では、あなたの脳に合った学び方を見つけながら、
具体的な勉強法をわかりやすく解説していきます。

本書で扱っている学び方は、次のように構成されています。

まず第1章では、
学び方や勉強について多くの人が抱く「なぜ?」に、
私が専門としている脳科学の観点から解説をしています。

この第1章を読むだけで、
これまで常識としていた勉強に対する概念が
大きく変わる人もいるでしょう。

第2章では、
あなたの脳に合った勉強方法がわかる、
診断テストを設けています。

勉強ノウハウを説いている本は巷にあふれていますが、
そもそもその勉強法があなたの脳に合っていなければ、
学習の効果を最大限に高めることはできません。

あなたの脳に合った勉強法を実践するからこそ、
勉強での成果を最大限に活用することができるのです。

ぜひこの章であなたの勉強タイプを知り、
今後の学習に役立ててください。

第3章〜第5章では、勉強という行為を
時間軸上の3つのフェーズに分けて、
それぞれのフェーズにおける具体的な勉強ノウハウを示しています。

第3章は、勉強中の成果を最大化する
「レディネス(準備)学習」について解説をしています。

実は、勉強の成果を最大限に高めるには、
効果的な準備が必要不可欠です。

この準備を怠ると、いくら勉強をしても成果は上がりません。

第4章では、
勉強中のパフォーマンスを最大化するノウハウや考え方について、
明日からでも取り入れることのできる内容を公開しています。

どれか1つを取り入れるだけでも、
勉強中の成果は大幅に飛躍することが期待されます。

そして第5章では、
勉強で学んだ内容をいかに定着させるかについて、
脳科学的な観点から解説をしています。

勉強後の振り返りは、学習内容の定着に必須です。

効果的な振り返りの方法について、
ぜひこの章で学んでください。

本書は、私の実体験や脳科学という専門知識、
そしてコンサルティングやセミナーでの実践知を
かけ合わせたエッセンスが散りばめられています。

日々勉強に励む受験生や、資格取得や自己研鑽を積んで
成長を志すビジネスパーソンへ向けての想いを込めて書きました。

そんな方々のこれからの学びに、
本書が少しでもお役に立てれば幸いです。

自分の脳に合った勉強法
自分の脳に合った勉強法
(小沼勢矢・著)


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