はじめに

お金のことがよくわからないまま
社会人になってしまった人のための会計入門

有能な人ほど、数字に強い。  
これはよく言われることです。

ビジネスに関する数字を理解したり、
使いこなす能力があれば、
人を納得させる話や行動ができます。

また、数字に強くなれれば、会社や業界の現状認識や、
未来の予想もできるので、成果を出しやすくなります。 

「企画」「営業」「交渉」「会議」「給料」
「面接」「就職・転職」「経営」「資金繰り」......、
あらゆる場面で数字に強ければ有利に事が進むのです。

いい悪いは別にして、
現実としてビジネスで一番大切なものは「お金」です。

そして、ビジネスで動く「お金」を
一目でわかるように表したものが、
「決算書」です。

だからこそ、社会人になったら、
決算書をザックリでもいいから読めるほうがいい
と私は考えています。

私は公認会計士が本業ですが、
社会人向けに会計セミナーの講師をすることがよくあります。

そんな中で、
「何度学んでも、会計の知識が身につかない......」
という悩みを持った多くの人に接してきました。

こういった悩みを抱える人が
決算書を簡単に読めるようになる方法はないかと
試行錯誤を重ね、

会計ブロック」と「決算書の似顔絵分析」という手法で
決算書を簡単に読む方法を思いつきました。

本書でお伝えする方法なら、
経理業務をしたことがない人、会計知識がない人、
簿記や仕訳の知識がない人でも、決算書が読めるようになります。


あなたの活動は“朝から晩まで”決算書に影響を与え続けている

「セロリ」「カラオケ」「縦列駐車」から
「内角高めの速球」まで、人の苦手は様々ですが、
「会計」が苦手という人は多いものです。 

「会計」や「決算書」という単語を聞くだけで、
敬遠してしまう気持ちもよくわかります。  

しかし、人生をよりよくするためにも、
苦手なものは早目に克服しておくのがいいでしょう。

「食わず嫌い」で苦手なものでも、
一度口に入れてしまえばなんでもないことは多いものです。 

「会計」も「セロリ」も本当に嫌いになるのは、
一度、食べてからでもいいでしょう。 

「会計は、日常生活では必要ないから支障はない」
これは、大きな誤解です。  

セロリを食べる機会は限られていますが、
あなたが会計と接していない瞬間はありません。

それは、日常生活で空気の存在に気づかないのと同じです。

あなたが会社まで出勤する交通費から始まって、
販売した商品にいたるまで、会社内で行ったすべての活動は、
「会計」によって記録されます。  

動物が生きていくのに空気が必要なように、
会社を経営するために会計の情報を欠くことはできません。  

言い換えれば、あなたの日々の活動は、
あなたの会社の決算書に影響を与え続けているのです。  

セロリが食べられなくても、
他の野菜で栄養を補給することは可能ですが、
ビジネスを表現する手段として
会計の代わりになるものはないのです。


「私は、どうすれば決算書が読めるようになりますか?」

「何度も、決算書の読み方を学んだが、
何を言っているのか結局わからなかった ......」  

食わず嫌いならば、
まずは食べてみるところから始めればいいのですが、
一度食べた結果、苦手になってしまった場合はやっかいです。

専門用語の多さから
会計を学ぶことに挫折した経験を
お持ちの人もいらっしゃるでしょう。

しかし、それは「会計」という素材自体が問題ではなく、
調理方法があなたに合わなかっただけです。  

本書では、「簿記」や「仕訳」といった経理の知識がなくても
決算書が読めるように、新しい視覚的な手法を用いて
決算書の読み方を説明していきます。  

中学1年生(12歳)でも決算書を読みこなせることを目標に
執筆していますので、 安心してお読みください。  

中学1年生で決算書を見ることはないと思いますが、
「小学6年生までの算数」程度の計算しか使わずに、
理解できることを目標に執筆しました。


評論のためだけではなく、実践に生かす決算書の読み方

「決算書の読み方は理解できたのだが、
その後、自分の仕事に使ったことがない」 

「決算書の読み方」をマスターしても、その知識を
自らの業務で活用する機会がないと思うかもしれません。

実際、経理や企画以外の部門では、
日常業務で決算書を見る機会は、ほとんどないでしょう。  

しかし、会計は、他社の決算書を分析して
経営内容を知るために利用するだけではありません。

それ以上に、自社の決算書を
よりよい方向へ改善するために利用することが重要です。  

他社を評論するための「決算書の読み方」や会計知識だけではなく、
自社を改善するためのツールとなる会計知識を身につけていただくことが
本書の目指すゴールです。  

自社に貢献すれば、それがあなたの報酬や待遇にもつながるのです。


「会計ブロック」と「決算書の似顔絵分析」で12歳でも決算書が読める

重要なので繰り返しますが、
本書では会計初心者、計算や暗記が苦手、
数字嫌いの人でも簡単に決算書が読めるように、
「会計ブロック」と「決算書の似顔絵分析」という手法を使います。  

このような方法を使いながら、3つの決算書を
「貸借対照表」→「損益計算書」→「キャッシュフロー計算書」→
「実際のビジネスでの『会計知識』の使い方」という順番で学び、
会計知識が身につくようにしました。

そして、この3つの決算書のつながりも理解できます。

だから、お金の流れが自然にわかるようになります。

もちろん、「IFRS(国際会計基準)」にも、
対応できるように配慮しています。

社会人として「会計」を知っておきたい。

仕事で活躍したい、結果を出したい。 

「経営」「資金繰り」「経理」などに関する仕事をしている。

「営業」「マーケティング」 などで成果を出したい。

「転職」「就職」をスムーズに成功させたい。

「ビジネス数字」を理解したい。

株式投資をしている。

という人が実践で役立つようにお話ししました。  

あなたが、「会計知識」を身につけ、
ビジネスで成果を出せるよう工夫をこらしました。

気軽に第1章からお読みください。
 
岩谷誠治
経理の知識ゼロでも決算書が読める
経理の知識ゼロでも決算書が読めるようになる本
(岩谷誠治・著)


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