「バカ」は医者に殺される?

時に人は「バカ」になります。 
 
ここで言うバカとは
「不安や恐怖で論理的思考ができない状況」です。

脳のなかでは、
理性や論理的に考える機能はおもに前頭前野が受けもち、
怒りや不安などの感情は大脳辺縁系が司ります。

どちらも生命活動にとって必要なものであり、
どちらかを選択的に働かせながら、
わたしたちは思考活動をしています。

病を患う患者は感情的になっていて当然です。

生物的に生存の危機に直面しているのですから。  

しかし、やみくもに感情的になってしまうことは
百害あって一利なしです。  

自らの行動の選択をするうえで、論理的思考はきわめて重要です。  

病を患ったからといって、闘病だけが人生ではありません。

日常さまざまな活動を行っているはずです。

あまりにも大脳辺縁系が優位に働くと、
生活を送るうえで弊害が出てきます。

そして意外と気づかれていないことですが、
人間の感情は他者にも伝播します。

怒っている人がそばにいると嫌な気分になるし、
安眠している赤ちゃんを見ると微笑んでしまいます。

つまり、患者があまりにも感情的になっていると
治癒の妨げになるどころか、
医療事故を引き起こす原因にもなり得ます。  

最近、アンガーマネジメント(怒りのコントロール)という
概念が注目され、書籍も多数出ています。

怒りが不都合を生みだすため、
制御したいと思っている人が多いことの証明でしょう。  

怒りなどの感情はアドレナリンとコルチゾールの分泌を促進し、
血圧と血糖値の上昇を促します。

不安も同様です。

交感神経が活発に働き、心拍数が上がり、
冷や汗が出るなどの経験は誰しもおありだと思います。  

少し前に睡眠不足と肥満との関係が筑波大学から発表されましたが、
それは睡眠が不足することによって前頭前野の機能が
うまく働いていないことが原因ではないかと推測されます。

前頭前野は脳の最高中枢と考えられていて、
思考や創造、社会的活動など多様な機能に関係している部位です。  

医師が当直明けなどのストレスが多い状況で、
なぜかコッテリしたものが食べたくなるという
衝動に駆られるのも「医師あるある」の一つです。
病は口ぐせで治る!
『病は口ぐせで治る!』
(原田文植・著)


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