声と私について
私がNHK受信料開拓営業で全国トップ3に入った理由

ここで、少しだけ私の話をさせてください。

私は中学生のとき、3年間、ずっといじめられていました。

しかし、音楽の先生が私の声や音楽のセンスを褒めてくださり、
生きる勇気や自分の存在価値を保つことができました。

そういうこともあって、
高校卒業後は東京音楽大学(声楽専攻)に入学。

卒業後は聖徳大学大学院へと進みました。

声楽の道を極めたかったから?  

それも少しはありますが、理由はほかにもありました。

本当は音楽の教師になりたかったのです。

しかし運が悪いというか、大学の卒業のときに
地元北海道での音楽教員採用枠がなかったのです。

この状況は大学院の修士課程を修了するころも変わりなく、
やはり採用枠はありませんでした。 

「それならば......」と、私は海外へ留学することを考え、
留学費用を貯めるべく、
NHKの新規受信料開拓営業の仕事を始めることにしたのです。

住宅街、工事現場、自衛隊基地の周辺......
どれだけいろいろなところを回ったことでしょう。

とくに自衛隊基地の周辺を回るときなど、
飛行機が行き交うため、大きな声を出さざるを得なくなります。

でも、よく通る声が災いすることもあり、
アパートなどを訪問して説明していると、
ご近所にも内容が筒抜け。

「あっ、NHKの受信料の人が来た。次はウチに来る」
と察知されたのか、居留守を使われることもしばしばありました。

しかし、不思議なことに私の成績はうなぎ登りだったのです。

「なぜだろう?」

自分なりにいろいろ考えるうちに、ある事実に気がつきました。

冒頭でも述べましたが、
訪問先の人と会話をしているとき、
「エッ?」と聞き返されることが一度もなかったのです。

むしろ、自衛隊基地の周辺を回ったときなど、
飛行機の音で「こんなにうるさいのに、
あなたの声は聞きやすいね」と言われたこともあるくらいです。

その瞬間、私はこう思いました。

訪問先の人から「エッ?」と聞き返されたことが一度もない。

騒音極まりない環境の中でも
「あなたの声は聞き取りやすい」とも言われる。

これは大学で声楽を専攻し、
お腹から声を出す訓練をしていたからではないか。

よくよく考えてみると、
訪問先でお客様と会話をしているときは、いつも腹式呼吸
(この重要性については第2章で解説)を心がけていました。

いや、心がけているというよりも、
習慣として染みついていたと言ったほうが正しいでしょうか。

とにかく、これに気を良くした私は、
その後も「この(声の)状態にさらに磨きをかけよう」と、

なりたい自分、すなわち受信料の新規開拓営業で
次々と成果を上げている自分をイメージしながら、
自分にとって一番好ましい声を「本番」で出すように努めました。

その結果、NHK新規受信料開拓営業で、
全国トップ3を退職まで果たし続けることができたのです。


自信の持てる声
あなたの本当の声を知れば、仕事のパフォーマンスも上がる

NHK新規受信料開拓営業のあと、
私はプルデンシャル生命保険にヘッドハンティングしていただき、
転職を決意して入社しました。

そして、フルコミッション営業マンとして働くようになりました。

こうしていつしか海外留学を断念、
現在はこれまで約10年間、営業で経験したことを生かして、
自分が自分らしく生きるために
ヴォイストレーニング事業をメインとして活動するようになりました。

北海道から沖縄まで全国各地の
小中高の合唱教育を指導・サポートするほか、

経営者やビジネスマンを対象とした話し方や
テレアポ・プレゼンスキル、就活生の面接などの
ヴォイストレーニングする個別指導を始めたのです。

自分自身の体験をもとに、自分の本来の声を知り、
心の状態を安定させて、声の出し方を変えるだけで
仕事のパフォーマンスが劇的に上がることに確信を抱いた私は、
そのことを大勢の人たちに伝えたかったからです。

すると、これがものすごく好評で、
私のもとにはうれしい報告が数多く寄せられるようになりました。

「同業者がひしめく中、プレゼンが一発で通りました」
「営業成績最下位だったのが、みるみるアップし、トップに躍り出ることができました」
「商談で億の契約をまとめることに成功しました」
「お客様から電話の応対が別人のように良くなったと褒められました」
「面接で緊張することなく受け答えができるようになり、第一志望の会社から内定の通知
をもらうことができました」
などなど。

念のために申し上げておくと、
私はこの人たちに取り立てて難しいことを
レクチャーしたわけではありません。

むしろ、いたってシンプル。

自分にとって一番好ましい声の状態を知ってもらい、
それを「本番」で口に出せるように指導しただけです。

前にも述べたように、
私たちはみんな元気な産声を上げて生まれてきました。

しかし、生まれ育った環境やその後の生活環境など、
後天的な影響によって、声の質も変わるようになりました。

聞き取りづらい声、仕事に支障をきたす声を出すとしたら、
その際に受けたストレスや トラウマによるもの。

それが尾を引き、心の状態として反映されたものにほかなりません。

しかし、自分にとって一番好ましい声の状態を知れば、
ストレスやトラウマにブレーキをかけることができます。

さらには、緊張感が大幅に緩和します。

緊張感が大幅に緩和すれば、心身ともにリラックスし、
自分のペースでしゃべれるようになり、
コミュニケーションも円滑に図れるようになります。

そして、これがもっとも重要なことですが、
自分に自信が持てるようになります。

自分に自信が持てるようになれば、
心もそれに同化するようになり、積極的に考え、
積極的に行動できるようになります。

つまり、プラスの連鎖が起こり、
仕事や人間関係全般に好影響をおよぼすようになるのです。


声の考え方
声が変われば心が変わり、人生も変わる

私がプルデンシャル生命で教えていただいた大好きな言葉があります。

考えが変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、性格が変わる。
性格が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、人生が変わる。

これは名言と言っていいでしょう。 

しかし、理屈ではわかっても、
最初の一歩、すなわち心を変えることはままなりません。 

考えてもみてください。

今月も営業ノルマが達成できず、
上司から罵声を浴びせられた......。

電話営業しても、誰からも相手にされず、
すぐにガシャンと切られてしまった......。

あれだけ周到に準備したのに、
今回もプレゼンが通らなかった......。

また、面接の受け答えでとちってしまった......。

そういうとき、瞬時に気持ちをパッとプラスに切り替えられますか。

無理ですよね。
「どうせ、次もダメに決まっている......」という
失望と落胆の気持ち、落ち込んだ気持ちを
引きずったままではないでしょうか。

ということは、いつまで経っても、最初の一歩である
「心を変える」ことは不可能ということになります。

そこであなたに提案します。

「考えが変われば」の前に
「声が変われば」というワンセンテンスを加えてみてはどうでしょう。

そうです。

「声が変われば、考えが変わる」をモットーにするのです。

前述したように、自分にとって一番好ましい声の状態を知れば、
自分に自信が持てるようになります。

自分に自信が持てるようになれば、心もそれに同化するようになり、
積極的に考え、積極的に行動できるようになります。

しかも、心を変えることは難しいけれど、
声を変えることはけっして難しいことではありません。

詳細はこれからお話ししていきますが、
私が独自に編み出した発声調整法を行えば、
誰でも最良の声を出すことが可能になります。

それも数日、いや人によっては数時間で......。

そして、瞬く間に心に好影響をおよぼしていきます。

ウソか本当か、だまされたと思って、
とにかくこのあとも読み進めてください。 

そして、自分にとっての最良の声に気づいてください。 

それをビジネスの現場で生かしてください。 

そうすれば、仕事で劇的な成果を
生み出すことができるようになり、意識しなくても、
心が変わる自分に気づいていくはずです。

いや、心だけではありません。

日が経つにつれ、
態度も習慣も行動も変わっていく自分が
認識できるようになるはずです。

さぁ、あなたの最良の声を出すためのトレーニングの始まりです。

話し方は「声」で変わる
『話し方は「声」で変わる』
(島田康祐 ・著)


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