こんにちは
編集部のイナガワです。


今年もブラック企業大賞が発表されました。
毎年、この手の話で、悲しいかな自殺者を出した企業が
大賞を受賞しておりましたが、
今年は、よりリアルなブラック企業が受賞しました。


正確を期すために、公表された記事を引用いたします。


「ブラック企業大賞2017」の発表・授賞式が
12月23日、東京都内でおこなわれ、


引越社・引越社関東・引越社関西(アリさんマークの引越社)が大賞に選ばれた。


引越社関東の男性社員を不当にシュレッダー係に配転したり、
懲戒解雇するなどしたうえ、さらに懲戒解雇の理由を「罪状」などと記載して、
男性の顔写真を入れた書類をグループ店舗に掲示した。

今年、東京都労働委員会が不当労働行為を認定した。(以上)


なんだか「いじめ」ですね。


ただ、この男性社員が自殺しなかっただけでも救いでしょうか。


ほかの各賞を見てみると、

ウェブサイトでの投票数によるWEB投票賞は、
2013年に女性記者が、長時間労働による
うっ血性心不全で亡くなった日本放送協会(NHK)

ブラック研修賞は、新人研修中の男性社員が自殺したゼリア新薬工業
特別賞は、新人男性社員が過労自殺した大成建設・三信建設工業
業界賞は、女性研修医が自殺した新潟市民病院


こちらは、すべて自殺者を出した企業。


こうしたブラック企業はなくなることはありません。
むしろ、労働争議は増えるいっぽうで、
総合労働相談は年間100万件以上にのぼると言われています。

しかも、労働争議ではたいてい会社が負けます


そこで、会社にとって知っておくべきこと、
そして、個人でも知っておくべきこと、
もはや両者にとって「これだけは知っておきたい」という情報があります。


『これだけは知っておきたい「労働基準法」の基本と常識[改訂版]』
(アップル労務管理事務所 所長 吉田秀子・著)
これだけは知っておきたい「労働基準法」の基本と常識

この本は、2017年5月に発売されましたが、
10月の法改正部分も刷新し、
ロングセラーとして多くの方に読まれています。


正直、こういった本が売れること自体、
日本の労働環境は一向に改革されることがないということですが、
やはり、「いざ」というときの備えに、
人を雇う会社も、雇われる側も“常識”として知っていたほうがいい
ということなのかもしれません。


さて、そもそも労働基準はあいまいなところ多く、
多くはグレーで働いている人が多いのが現実。

そして、グレーはやがて慢性化し、
ブラックへと変わっていきます。


たとえば……


Q.昼休みの電話番は労働時間?
Q.ハラスメントは当事者双方で解決すべき?
Q.会社の繁忙期に有給休暇は認められない?
Q.内定は簡単に取り消せる? 取り消される?


など、日常社員(就活生)が疑問を持ちつつ働く(就活)ような内容から、


・雇うときのルール
・労働時間のルール
・残業時間、割増賃金のルール
・賃金のルール
・年次休暇、法廷休暇のルール
・出産、育児、介護で休むルール
・退職時のルール
・労災が起きたときの対応
・労働安全衛生法のポイント
・就業規則、諸規定のルール
・さまざまなトラブルへの対処法


など、会社には多くの労務知識が必要です。


法改正になった部分でも、

・36(サブロク)協定の特別条項
・ストレスチェック実施
・女性活躍推進法による行動計画策定

など、働く環境は日々法改定されているのです。


・長時間労働
・未払い残業
・就業規則なし
・ハラスメント
・うつ病、労災
・有給休暇
・フレックスタイム
・労基署調査


このようなワードで、何も対策していない会社は
社員が訴えれば必ず負けます。

もちろん社員も、こうしたワードを見て
少しでも疑問に思ったら、労働相談をしてみてください。


もちろん、何もない会社が一番、
働きやすい環境が一番です。


働き方もどんどん変化していくなか、
2018年はブラック企業が減っていくことを祈りつつ、
みなさまの幸せをお祈り申し上げます。


最後までお読みいただきありがとうございました。