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具体的なものはすべて行動に変えられる

PDCAサイクルというもの自体は、
何も難しいものではありません。

計画、実行、評価・気づき、改善という
シンプルなサイクルです。

にもかかわらず、多くの人が回せていないのは、
まずそもそも「見えていない」ということにあると
私は思っています。

見えていない、とはどういうことでしょうか。

それは、
「視覚化されていない」と言ってもいいでしょう。


見える化その1 全体像が見える

たとえば、できる人は行動を起こす前に
計画やプロジェクトの全体像が見えています。

プロジェクトメンバーに誰がいて、
それぞれが何を行い、
どういう手順でプロジェクトを進行させていくか、
どこがボトルネックになっているか、
予算はどうか

……など、できる人ほど、
プロジェクト全体に臨場感のあるイメージを
持っています。

言ってしまえば「一枚の絵」が描けているのです。

これはスポーツなどでも同じです。

たとえば、サッカーの
かつての日本代表選手であった、
中田英寿選手や遠藤保仁選手などのように
「司令塔」と呼ばれる選手は、
一流になればなるほど、
まるでフィールドを俯瞰して見ているかのように
パスを出しています。

これは目で見ているのでなく、
頭の中で、上から俯瞰した
「一枚の絵のように全体を見る能力」
を持っていたと言われています。


もちろん、ビジネスの現場では、
絵という抽象的な概念ではなく、

●会議で発表された事業計画・売上予算
●PCで入力する営業日報
●PCで確認する売上など進捗情報
●ノートや手帳に日々書き込まれた
 商談結果や気づき
●手帳にある顧客訪問計画

という形でバラバラに存在している
情報のことです。

これらを一枚の絵として描いて
視覚化できていなければ、
PDCAが回っているかがわかりません。

回っている実感もなく、
なんとなくPDCAが
回せている気になってしまうか、
PDCAのことなんか忘れてしまうかです。

この全体像という一枚の絵がどんどん変化し、
改善されていくことが見えていなければ、
PDCAが回っていることに気づくことは
難しいでしょう。

このように、ちゃんと全体像を頭の中に
「視覚化」できていることの重要性は、
PDCAを回す際にも当てはまります。


見える化その2 数値化する

2つ目が「数値化」です。

これが最も仕事で使われる
PDCAの指標でしょう。


たとえば、

売上目標を立てる
  ↓
営業販促を行う
  ↓
月末締めをして、実際の売上を計算する
  ↓
会議をして振り返り、次の改善案と対策を行う


数値がしっかりとした計画目標に
落とし込まれているケースでは、
その評価もまた数値で
はっきり把握することが可能です。

そして打ち手となる行動も数値化できていれば、
PDCAは回しやすいといえます。

売上など数値目標を立てやすい仕事のほかにも、
ダイエットやランニング……なども
数値でPDCAを回しやすいものだといえます。


見える化その3 書く( 描く)

一方で、数値化しにくいこともたくさんあります。

いつも遅刻してしまっている
スケジュールを先延ばしにしてしまう
なかなか行動できない

などの問題は、一般的に数値化が難しく、
PDCAが回りにくいものです。

しかし、これもノートなど紙に書いていくことで、
PDCAを回すことができます。

かつて岡田斗司夫さんは
「食べたものを記録する」という方法で、
1年間で50キロのダイエットに成功されました。

それが
『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)
という一冊の本になり、
50万部を超えるベストセラーにもなったので、
ご存じの方も多いでしょう。

日々の食べているものの
ログ(記録)をとることで、意識が変わり、
自分の行動の全体像が見える化され、
次の行動に生かされる、というカラクリです。

実はこの『いつまでもデブと思うなよ』も
PDCAが回ることでうまくいったという
一例だといえます。

なので、一見数値化されにくいものであっても、
書いて見える化をすることで、
PDCAは一気に回りやすくなるのです。


また、できる人は図で考える、と言われています。

言葉でどれだけ説明されるよりも、
シンプルな図を書いて説明されると
わかってしまうということがありますよね。

人に道案内することを考えてみてください。

言葉だけで説明しようとすると、

「次の角を右に曲がって、
 70メートルくらいまっすぐに行ってから
 小道を左に入ると扉があるから、
 それを右に曲がって、その裏にある……」

と言われてもかなり理解するのが難しい。

でも簡単な地図を見せれば、
一瞬で理解できたりしますよね。

頭の中だけで考えるのではなく、
書いて(描いて)見える化するだけで、
「わかりやすい」ものになります。

このように、PDCAを回すポイントは、
数値であれ、文字であれ、記録して、
一枚の絵として全体像を「視覚化」することで、
サイクルが回っていることを
わかりやすくすることにあります。

「PDCAが回っているな」
「改善されているな」
ということを、目で見て認識できること。

それがPDCAを回す第1のルールになります。

PDCAの一連の流れが一枚の絵として記録され、
視覚化されていれば、迷うことなく、
計画も実行も評価も
簡単に手をつけることができます。

すると、あとはどう改善しようか、
と考えるのも「簡単」になります。

自分を劇的に成長させる! PDCAノート
自分を劇的に成長させる! PDCAノート
岡村拓朗  (著)

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