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こんにちは、フォレスト出版編集部の杉浦です。

先週、先々週と『ウソをつく化粧品』(小澤貴子著)をもとに、
知られざる化粧品の危険性についてお話ししてきました。

今回は、どうして、こうした危険な化粧品が
堂々と流通してしまうのか、について書きたいと思います。

『ウソをつく化粧品』でも小澤さんがとくに力を入れて
論じている化粧品業界の闇

10年前、私の価値観を180度変えたのは、
まさにこのお話です。

それでは、詳しく説明していきたいと思います。


◎過去の記事はコチラ
▼【オーガニックコスメは危険がいっぱい!?】
日本で唯一の化粧品の毒性研究者が明かす、人気コスメの裏側

【オーガニックコスメが危険な2つの理由】
「ノンケミカルという曖昧な言葉」と「植物の知られざる毒性」


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おかげさまで、書籍も発売2週間で4刷になりました。
ほんとうにありがとうございます。


食品でも医薬品でも、世の中に広く出回っている製品は、
行政が安全性を認めたうえで流通しているはず……ですよね?

 
かつての私も、

「国のお墨付きなんだから、イイモノのハズーーー!」

そう信じて疑うことはありませんでした。

が、しかし。

私が10年前に読んだ小澤さんのお父様の本、
『バカがつける化粧品』(小澤王春著)には、
危険な成分をバカスカ使ったあぶない化粧品を
誰もが知っている大企業が製造・販売していることが書かれていました。

どうしてそういうことが起きてしまうのか?

 ̄ー ̄?).....??アレ??


実は、現在の化粧品業界には、
化粧品成分の安全性を判定した資料が公に存在しません。

いえ、正確にいうと、2001年までは、
ある程度、安全性が確認されているもの、またそれまでの情報のなかから、
問題の少ないもので化粧品を製造する、という決まりがありました。

しかし、2001年、この決まりが廃止されます。

この決まりの廃止が何を意味するのか?

それは、メーカーは、商品に配合している化粧品成分が
私たちの肌にどういう影響を及ぼすのか、
考慮せずに化粧品を製造できてしまう、ということです。

その成分に、保湿作用があるとか、
美白効果があるとか、そういった効能的なことは
調べられていることもあるようです。

しかし、そうした効果が発揮される(かどうかも怪しいのですが^^;)一方で、
肌の健康が守られるかどうか、という安全性については、
調査されていないのです。

つまり、有名企業がつくっている化粧品だから、
安全性は保障されているはず、と考えるのはとっても早計。

だいたい、メーカーが化粧品成分の安全性に配慮して製品づくりをしていたら、
白班問題のようなことは起きていないのでは……?


(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン


化粧品がお肌にどのような影響を与えるのか、
肌の健康を守ることができるのか、それには、
化粧品成分の安全性を知らなければならないわけですが、
そういった資料がそもそも存在しない。

というか、安全性をテストすること自体、廃止されてしまった。

(自主的にやるのはいいんですよ。
でも、しなくていいのなら、お金をかけて、わざわざするでしょうか?)


そこで、小澤さんたちは、自分たちの研究のために、
化粧品成分をじつに約9000種類を調査、
独自に化粧品成分安全性判定事典を作成しています。

本来国が調査していて当然のことを、
一団体が行っているという構図が、私には不思議でなりません。


2001年以前の日本は、海外とくらべても
とても化粧品製造の基準が高く、
国民の肌の健康が、今よりは守られていました。

そのハードルの高さに、海外の化粧品がなかなか日本国内に
入ってこられなかったくらいです。


しかし、2001年を境に、
わたしたちの肌の健康をまもってくれていた「壁」が崩されてしまいます。


メーカーによる化粧品成分の安全性テストの廃止の背景には、
ある法律の改正がありました。

「薬事法改正」です。

薬事法の改正を知った小澤さんのお父様は、
「とんでもない悪法だ!」とおっしゃったそうです。

このときの薬事法改正では、

「化粧品の全成分を商品の容器やパッケージに記載すること」

が義務づけられました。


「あら、どんな成分が入っているのかわかるならいいじゃない♪」

ふつうはそう思いますよね。

「全成分表示により、消費者が製品の成分を確認し、
 自らの責任で商品を選ぶことができる」

「なにかあっても成分をたどることで原因をつきとめることができる」

これらは、とっても聞こえのいい法律改正の理由です。

しかし、あくまでも「聞こえがいい」んです。

考えてみてください。

化粧品を選ぶとき、配合されている成分ひとつひとつ、
どんな成分なのか、調べるでしょうか?

そもそも、化粧品成分の安全性についてまとめた公的な資料は
ないんですよね??

表向きは、

「全成分表示により、消費者が製品の成分を確認し、
 自らの責任で商品を選ぶことができる」

と言っていますが、本当のところは、

「全成分表示しているのだから、
 自分で調べて自分の判断で使用するかどうか決めてください。

 なにがあっても自己責任です」


という意味なんです。


そして、薬事法改正とともに外すことができないのが、
「医薬部外品」というジャンルの存在です。

医薬部外品(薬用化粧品を含む)とは、保湿や清浄など、
化粧品としての期待効果に加えて、肌あれ・にきびを防ぐ、
美白、デオドラントなどの効果を持つ「有効成分」が配合されたもの、
と定義されています。


そして、薬用化粧品を含む医薬部外品については、

「有効成分を配合していれば、全成分の表示をしなくてもいい」

と決められています。


つまり、この成分はほんとうはヤバいんだよなぁ〜とメーカーが
自覚している商品については、美白作用などがあるとされる
「有効成分」を添加して、「医薬部外品」の承認を得てしまえば、
メーカーにとって都合の悪い成分を、隠して販売できてしまうのです。


薬用化粧品だとか、医薬部外品だとかいわれると、
ふつうの化粧品より優れている、と思ってしまうのが
消費者の心理だと思います。

しかし、ほんとうは、普通の化粧品より、
薬用化粧品や医薬部外品のほうが、ずっとタチが悪いのです。


小澤さんは、薬事法の改正と医薬部外品の制定について、

「行政が用意した法の抜け穴であり、
 国民の生命、生活、健康を守るという本来の役割を
 行政が放棄したことを意味する」

と話しています。


この話を10年前に聞いて、正直私は身の毛がよだちました。

自分がそれまで信じていたモノが、ガラガラと崩れていった瞬間でした。


ガガガ━Σ(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)━ン!!!


当時、私はまだ学生で、雑誌の出版社でアルバイトしており、
広告主の要望に合わせて記事も書いていました。


自分のやっていることに照らし合わせてみても、
情報には裏があるんだ、と確信したのです。

食品業界で言えば、「有機JAS認定」もかなり微妙だ、なんていいますね。



こうして「薬事法改正」(もはや改悪ですね)と「医薬部外品」の制定により、
日本の化粧品の製造販売の基準は一気に緩和されることになります。

すると、日本国内で粗悪な化粧品が乱造されるだけでなく、
海外からも刺激の強い成分が配合されたコスメが
続々と入ってくるようになりました。


現在、外資系オーガニックコスメがここまで
広まっているのも、この規制緩和に端を発していると考えられます。


「化粧品は使わなくていい」といっている美容の本もたくさんあります。


しかし、こうした化粧品業界の抱える大きな闇について、
キッパリとお話ししている本は、なかなかないのではないかと思います。


たんに、どういう化粧品を使えばよくて、
どういう化粧品を使わない方がいいのか、ではなく、
業界が抱える根本的問題について知り、そのうえで
どういう行動をとっていくかが大事だと、私は感じています。

(誤解されやすいのですが、小澤さんは、
 けっして化粧品を使うな、とは言われていません。

 メリットデメリットをふまえたうえで、
 適切に使いましょう、という立場です)

次回以降は、多くの人がいいものだと信じている
「無添加化粧品」「アミノ酸系コスメ」などの裏側について、
書いていきたいと思います。



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※『ウソをつく化粧品』著者・小澤貴子氏と内海聡先生


こちらも、非常に興味深い内容になっています。

今、お肌の悩みを抱えている方、
化粧品が何かおかしいと感じている方、
ぜひ、『ウソをつく化粧品』をご一読ください。


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