person-110305_640


こんにちは、フォレスト出版編集部です。

本日も、2月7日(土)発売の
『ストレスが消える朝1分の習慣』の著者である
精神科医の西多昌規先生にお話をうかがっていきます。


ストレスが消える朝1分の習慣




前回は、「最新刊への想いと、読んでほしい人」についてお話をお聞きしました。
今日は連載の7回目。「ポジティブシンキングだけではストレスは解消できない」ということをテーマに、ストレスを軽減させる方法をお聞きしました。

[バックナンバー]
▼【号外】『ストレスが消える朝1分の習慣』精神科医・西多昌規先生のメッセージ

▼仕事でのストレス耐性を強くする技術

▼この無駄な努力はストレスでしかない

▼上司の話は"低姿勢"で右から左に"聞き流す"

▼心の疲れは、生活リズムの崩れで起こる!

▼「○○が浅くなる」はストレスフルの黄色信号

▼ストレスによって能力は下がってしまう!


インタビュアー:担当編集 森下
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

森下:
今までお話をうかがってきて感じたのですが、完璧を目指すあまり、苦痛だけを感じるだけというような仕事のスタイルは良くないということですね。

西多先生:
全方位に向かって完璧に仕上げよう、と考えるのは良くありません。人間のエネルギーの持ち分は決まっているわけです。つまり、全方位に向かって完璧を求めるのは無理なのです。

自分以外の人の視点から見ると、「何でそんなことを真面目にやっているの?」という部分が必ずあります。
完璧を目指すあまり、自分ではわからなくなっているだけです。人間は面白いもので、ここは力を抜いてもいいということに、なかなか自分では気がつけないのです。

むしろ、力を抜いていいことにのめり込んでいる場合が多いかもしれません。学生の時には、試験前に片付けやってしまうということがよくあったと思います。ここに集中しすぎて、肝心の勉強がおろそかになったことがある人は多いはずです。


西多さん


森下:
全方向を頑張らなくてもいいということですが、「これは、あまりやらなくてもいいよ」ということがあれば教えて下さい。

西多先生:
これは私の個人的意見なのですが、会社などでは「深いつき合いをしなければならない」と思い込み過ぎないことです。
お酒の席や行事など、社員の結束を強めるために、会社ではいろいろとイベントが開催されますが、私としてはそれがストレスになるのなら、出席する必要はないと思います。

会社によってはそういうおせっかいな習慣のようなものがあると思いますが、それにしたがって、波風を立たせないように上手く世渡りしていって、悪いストレスを抱えるのなら参加しなくていいと思うのです。

あとは、仕事面でも、業界によってあまり意味がない習慣もあります。形式にこだわる必要がないことにまで、こだわらなければならないというのはよくあると思います。
これに、必ずつき合う必要はないと思うのです。形式を守るよりも、結果を出すほうが、結局は評価が上がるのですから。

会社や業界の習慣のせいで、「なんで意味がないことをやらなければならないんだ」「自分はバカなんじゃないか」と感じるだけで、ストレスではあるのですが、これはある意味では健康な反応だと思います。

「これは意味がない」「自分はバカなんじゃないか」と思わなくなったら、いよいよまずいです。
「これはバカげているな」とストレスを感じられれば、そこから改善が生まれてくるわけですから。

改善が無理なら、「この会社にいてもダメだ、新天地を目指そう」というように考えるわけです。そうやって、ストレスも解消していけるわけです。
意味がないのに、完璧にしないと怒られる環境にいては、つらいだけです。


森下:
「気楽に」というのがキーワードなのでしょうか。

西多先生:
そうですね。なかなか全てを気楽にしようというのは世の中難しいと思います。しかし、何か一つでもいいから気楽にしてみようと決めてみることは大切だと思います。

ストレスを抱え病院にいらっしゃる主婦の方がいます。家事も子供の教育も、あれこれ全てをきちっとやろうとして悩んでいるのです。
そういう人には、「PTAの会合くらい手を抜いてみたらどうですか」「旦那さんの弁当は毎日つくらなくてもいいのではありませんか」というアドバイスをしたりします。

何でもかんでもやろうと思わないことです。お弁当をつくらないと妻失格だと思い込んでいる人が、患者さんでいらっしゃるのですが、「週2日は旦那さんにパンを買ってもらいましょう」という医者の一言で救われたとおっしゃる人もいました。

自分ではそういう案を考えつかないのです。思い込んでしまっているから。
一度、思い込みを捨てれば、気楽になれる領域は必ず見つかるのです。

森下:
最後に、ビジネス書を読む人々は、仕事で結果を出そうと考えていると思います。しかし、結果を出すということは、自分だけではコントロールできないところが多くあります。
人間関係もあるし、タイミングとかもあると思うので、実はビジネス書を読んで、実践して、ストレスを抱える人もいると思いますので、そういう人にアドバイスをお願いします。

西多先生:
頑張れば頑張るほど結果が出るというように、世の中は単純なものではありません。イメージ通りにいくわけがないのです。
どんなに、ビジネス書を読んだところで、現実はイメージ通りいかないということを知っておいてください。

ゴールをイメージすれば、夢は叶うとか、そういう甘いものではないのです。そんなことで、人生がうまくいけば、スポーツ選手が戦力外通告をされることなどないのです。
普通に考えれば、世の中がそんない甘かったら、全ての人が成功者になっているわけです。

瞬間的には「ビジネス書を読めば成功できる」という希望は必要ですが、危険なのは、「ポジティブシンキングでいれば」「このノウハウを使えば」自分は何でもできる、というような感覚を持ってしまうと、結果は簡単には出ないので、悪いストレスを抱え続けることになります。

なかなか結果が出ない時もある、と割り切るべきです。こういうことは誰にでもある、と。
どうしても体に不調がある時や、仕事がうまくいかずに心がつかれた時は、多少、会社を休んだりしていいのです。逃げる部分があってもいいのです。
マラソンで言えば、ペースダウンして、給水でもしながら、のろのろとレースを続けることが大事なのです。そういうことも、長い人生の中ではあっていいのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いかがでしたでしょうか?

次回は、「仕事が忙しい時のコンデションの整え方」についてお話をうかがってきます。お楽しみに。

 
ストレスが消える習慣がつまった西多先生の最新刊は好評発売中です。
書店でぜひお手に取ってみてくださいね。


▼西多昌規・著 『ストレスが消える朝1分の習慣』
 ストレスが消える朝1分の習慣






1位目指してがんばってます!
ポチっと応援お願いいたします!





『「心のブレーキ」の外し方』1週間徹底コーチングプログラム