ストレスによって能力は下がってしまう!


こんにちは、
フォレスト出版編集部です。


今日から、精神科医であり、
ベストセラー『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本』『休む技術』(ともに大和書房)、『「テンパらない」技術』(PHP研究所)の著者である

西多昌規(にしだ・まさき)先生

西多さん

に、お話をうかがっていきます。

2月に「ストレスが消える朝の習慣」をテーマにした
新刊も発売されますのでお楽しみに!


そこで本日は、
「ストレスがかかると能力が下がる理由」
についてお話をうかがっていきます。


インタビュアー:担当編集 森下
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森下:
今回、ビジネスマン向けに日々のストレスを軽減させるための方法をご執筆いただいています。まずは、ストレスがかかることで能力が下がる理由を教えていただけないでしょうか。


西多先生:
ストレスと言ってもいろんな種類があります。
まず、みなさんに知っておいてもらいたいのは、適度なストレスは必要だということです。ほどよいプレッシャーや、締め切りがない状態では人はなかなか行動できないからです。


ただし、適度なストレスはいいですが、過剰にストレスがかかると能力が下がります。
現代のビジネスパーソンは、ストレスフルになりやすい状況にいると言えるでしょう。したがって、自分本来の能力を発揮できていない人が多いということです。


ある人のストレスに耐えられる容量と、ストレスの質によって、ストレスは良くも悪くも作用するということです。

極端な例ですが、
寡黙な人が営業を無理やりやらさられてストレスがかかると、これはかなり能力が低下します。接客が好きな人が、パソコンで事務作業ばかり大量にやらされるとストレスがかかり能力が下がります。


かかるストレスの種類や、ストレスの強さにもよって、能力は下がるということです。つまり、苦手なところでストレスがかかると、パフォーマンスの低下がありうるということです。


人間の脳は、
適度なストレスを受けて、休息をとることで能力が発揮できるようになっています。キャパ以上のストレスがかかると、いわゆるストレスホルモンというものの影響を受けることになります。


脳にストレスを受けましたと合図がくると、脳の視床下部→下垂体→副腎皮質という流れで、ストレスのドミノ倒しのようなことが起こります。これにより、コルチゾールという物質が分泌されてしまいます。


コルチゾールは人間が生きていく上では必要なものでもあります。
エネルギーを生み出したり、免疫の強化につながるからです。コルチゾールは、戦闘ホルモンなどと言われるもので、怖いものが来て、それに立ち向かうときに必要だと思っていただければいいでしょう。


しかし、それが出すぎてしまうと、脳の神経細胞にダメージを与えてしまいます。
ベトナム戦争から帰ってきた人たちの脳は、少し萎縮していたという話があります。

ストレスがかかり過ぎることで、記憶や判断能力が低下してしまっていたのです。ストレスがかかり過ぎると、脳機能の低下が起こるということです。

西多さん


森下:
ストレスがたまるとどんなことが起こるのでしょうか。


西多先生:
考えが進まなくなるということが起こりますし、恐怖感を伴うストレスを抱えれば、体にも異変が出てきます。
血圧の上昇や脈が早くなったり、冷や汗、ふるえ、胃痛、下痢などの症状が出ることがあります。うつの人も、体の症状に出る人が多いです。


昔は、ストレスがかかると、胃が痛いというのが多かったんですが、今では、腰が痛いだとか、頭が痛いという症状を訴える方もいらっしゃいます。

そういう人に限って、頑張り屋さんだったりするので、
ストレスを人並み以上に受けているという実感がなかったりするのです。ストレスのせいで体調が優れなければ、仕事もプライベートも上手くいかないのは当然です。


森下:
人並み以上のストレスとはどういったものなのでしょうか?


西多先生:
ストレスの強度表というのはありませんが、基本的には自分が苦手としている領域に刺激がきた場合は強いストレスを受けることになります。


嫌な人とのコミュニケーションや、苦手な仕事をしなければならないとなると、強いストレスを受けるということです。

あとは、仕事量の増加なども要注意です。
短期間で成果を出さなければならない仕事を任されて、毎日残業という状況でもストレスを受けます。


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ストレスがたまれば、能力が下がり、仕事もうまくいかなくなることですね。


次回は、
【「〇〇が浅くなる」はストレスフルの黄色信号】
ということで、現代人が抱えやすいストレスの種類についてご紹介します。


次回1/15にまたお会いしましょう。


【著者プロフィール】
西多昌規(にしだ・まさき)
精神科医・医学博士。自治医科大学講師。
1970年、石川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード大学医学部精神科研究員などを経て、現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数。
これまでに数多くの患者を臨床現場で診察するだけでなく、精神科産業医として、企業のメンタルヘルスの問題にも取り組んでいる。脳機能を向上させる脳・睡眠研究の学術論文を発表し成果を上げ、医学生・研修医の教育・指導にも力を注いでいる。日本アンチ・ドーピング機構審査員も務めるなど、アスリートの心理にも詳しい。
ベストセラー『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本』『休む技術』(ともに大和書房)、『「テンパらない」技術』(PHP研究所)。






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