こんにちは。
フォレスト出版です。
就職活動は、
面接時の振る舞いや企業への電話対応など
学生のみなさんが不慣れなことのオンパレードです。
そのため、気づかないうちにビジネスの世界では
マナー違反なことや常識を疑われてしまう人も
多いはず。
もちろん、就職活動といっても
まだ学生なわけですから、
企業も大目にみてはくれるかもしれませんが、
基本的なマナーさえ身に付けていれば
それだけで「こいつは違うな」と他の学生と差別化を
図ることができます。
マナーを知らないがために
本当は有能なのに知らないうちに
悪印象をもたれてしまうということも避けられます。
というわけで
今回は基本的なビジネスマナーを
『これだけは知っておきたい
「ビジネスマナー」の基本と常識』(若林郁代)
を参考にみなさんにご紹介いたします。
■外見(身だしなみ)
前回の記事でも少し触れましたが
まず気にしておきたいのが『外見(身だしなみ)』です。
▼前回の記事はこちら
http://forestpub.com/archives/52089962.html
男女ともに、身だしなみで
なにより重要なのは「清潔感」です。
髪の長さや色をはじめとして、
シャツやパンツがちゃんとプレスされているか、
「折り目」がきちんとついているか、
などをチェックしましょう。
就職活動も佳境に差し掛かってくると、
毎日のように面接があり、毎回アイロンを
かけるのは難しいかもしれません。
しかし、そんな時こそ、これに注意しましょう。
これだけで、全体の印象がビシっと見えます。
他にいくつか気をつけたいことは…
・コート
冬の時期は会社に入る前にコートを脱いでおきましょう。
・腕時計
きっと学生の皆さんは普段は携帯があるため、
あまり腕時計をしていないと思います。
ですが、社会人になると
人と会っているときに携帯電話で時間を確認するのは
失礼なことです。
■面接時の敬語・質問
・敬語
「社会人にふさわしい言葉づかい」をマスターすることは
自分の印象を良くするために大事なことのひとつです。
普段使っているような「〜っすか?」、「マジです」
などの言葉はいかにも学生らしいですが、
ビジネスの世界だと本人の意図はどうあれ、
相手に不快感を与えてしまいます。
仕事とプライベートの区別をつけることが必要なのです。
○尊敬語、謙譲語、丁寧語などの使い分け
○話し言葉とビジネス言葉の使い分け
に注意しましょう。
以下にビジネスで
よく使われる決まり文句をまとめました。
○きのう ⇒ さくじつ
○あした ⇒ あす
○きょう ⇒ ほんじつ
○今度 ⇒ このたび
○さっき ⇒先ほど
○前に ⇒ 以前
○後で ⇒ 後ほど
○すぐ ⇒ ただいま
○ちょっと ⇒ 少々
○〜くらい ⇒ 〜ほど
○弊社
○御社
意識してこれらの言葉を使うだけでも、
かなり違って見えるはずです。
・質問
説明会や面接の際には、
質問をする機会が多くあります。
しかし、実は質問の仕方や態度でも
良いものと悪いものがあるのです。
悪い質問の態度というのは、
・話を聞いた直後に、話の内容が
まったく理解できていない質問を投げかける
・会社案内や企業のHPなどを調べれば
すぐに分かるようなことを質問する
良い質問の仕方は
・自分なりに考えた経緯をふまえた上での質問
・分からないことを素直に認め教えをこう質問
などです。
要は、
「〜について私はこう考えているのですが、
いかがでしょうか?」
「このように進めたいのですが、よろしいでしょうか?」
のように、分からないことをただ聞くのではなく、
質問をする前にそのことについて自分なりの見解を
出しておくべきなのです。
■補足・席次の基本ルール
リクルーター面接やOB訪問などは
喫茶店やレストランなどの場所や企業の応接室など
あらかじめ面接用に用意された部屋ではない場所で
行われることも多くなっています。
そこで、そのようなときに
失礼にならないように席次のルールを
覚えておきましょう。
席次には「上座」と「下座」があります。
面接官やOBなど目上の方が上座、
学生のみなさんが下座です。
上座と下座の見分け方としては
『入口に一番近いところが下座、
入口から最も遠いところ(奥の席)が上座』
が基本ルールです。
ちなみに、応接室のように
ソファーと肘掛椅子がある場合は
ソファーが上座、肘掛椅子が下座になります。
以上、何点かビジネスマナーを紹介しましたが
いきなり全部やろうと思うと、緊張して
本来の力を発揮できなくなってしまうこともあります。
今回紹介した中で
簡単に出来そうなものから取り入れてみて下さい。
少なくとも
「知っている」のと「知らない」のでは大きく違うので、
それだけでもだいぶ変わってくるはずですよ!
▼本日参考にした書籍はこちら
『これだけは知っておきたい
「ビジネスマナー」の基本と常識』(若林郁代)