こんにちは。
フォレスト出版の長倉です。

一昨日、昨日に続きまして、
岡本吏郎先生のインタビューをご紹介します。

インタビューも今回が最後。

最終回の今日は、
組織作りで気をつけている事や
岡本さんが大切にしている思いなどについて
お話伺いました。

それでは最後までお付き合いください。
 
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▼ 前回までの掲載記事はコチラ
vol.1
http://ameblo.jp/forest-pub/entry-11080203616.html

vol.2

http://ameblo.jp/forest-pub/entry-11081027504.html

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長倉:
2003年12月に
『会社にお金が残らない本当の理由』が出版されて、
その直後ぐらいに『裏帳簿のススメ』(アスコム)
を出されて、2004年のビジネス書の
年間ランキングで2冊入ってましたよね。

裏帳簿のススメ『会社にお金が残らない本当の理由』岡本吏郎・著

岡本さん:
そうでしたっけ(笑)。

長倉:
そうなると、
地に足着かなくなる人もいるわけじゃないですか。
その中で自分のポジションを持ち、
たぶんビジネス的には当時と
全然変わらないと思うんですが。
その辺がすごいと思います。

岡本さん:
すごいかわからないけど、
いかに目立たないようにして、売上を上げるかは
僕らのような仕事人間が
一番考えないといけないですよね。

長倉:
目立たないように?

岡本さん:
目立たないようにというのは
いろいろな理由がありますが、
売上って上がりすぎちゃうと
まずい
んですね。

自分の調整可能な中でうまく売上というのは、
上げていかなければいけないんです。

能力を超えた売上は困ってしまいます。
人間はバカだから口ではこんなこと言ってても、
今目の前に10億円積まれたら、
地に足着かなくなってしまうんです。

私もフォレストさんとアスコムさんの印税が
何もしないでも入ってきていた時期がありました。

これはすごいなと本当に思った時期でした。
あのときはつい
ギター3本買っちゃいました(笑)

でも、
「こんなのは一過性のもので今だけだ」
と自分に言い聞かせてました。

僕にとってありがたいことに
印税で毎月入ってくる金額なんて
たいした額だとは思わない訳ですよ。
だからよかったけど、
毎月1億円とか入ってくると狂っちゃいますよね。

だからそういうことが起こるような可能性のところは
あえていかないんです。

こういう仕事をしていると
「一緒にやらないか」というお誘いはよくありますが、
私には話がでかすぎます。

僕の返事はいつも一緒で
「がんばってね♪」です(笑)。

これからは、この国の市場は
小さくなる訳ですから
売上を上げることばかりを
考えると失敗します。

なんか後ろ向きなことばかり私は言ってますよ。
中国ブームとくれば、「中国なんか行ってはダメ」とか(笑)。

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しまいには神田先生にゲストで呼ばれた時に、
神田先生が「これからは海外だ」とか言ってるのに、
私は「絶対に海外に行っちゃダメ」とか言ってました(笑)。

その時は「しまった」と思いましたが、
口が動いてどうしようもなかったんです(笑)。

長倉:(笑)。
話は変わりますが、
岡本さんは会計事務所としての部分と
コンサルとしての部分がありますよね。

岡本さん:
そうですね。
今はほとんどコンサルのほうをメインにやっています。
会計事務所の方はアドバイザー。
品質チェックが主な仕事です。

後は、経営・運営はほぼ部下が行なってくれています。

長倉:
まったく違う話になるんですが、
組織作りという点でお話伺いたいと思います。
これまでお話いただいたのは、
マーケティングや経営についてですが、
そもそも組織を作る上で
気をつけていることはありますか?

岡本さん:
コンテンツがあるのでいろいろと気をつけています。
たとえば、うちの会社では
言い訳を禁止しています。
言い訳をするもんなら、私がめちゃくちゃ怒ります。
僕に対しての言い訳だけじゃなくて、
社員同士も禁止です。

秘書とはよく話す機会があるので、
「うちの会社ってどう?」って聞くと、
「雰囲気がいいですよね」っていいますよね。

その理由のひとつが、
お互い言い訳ができないというのがあると言うのです。
言い訳ってかなり社風を悪くします。
言い訳するヤツがいたら殴りたくなります(笑)。

人間は、御身大事だから、守りから入る生き物です。
客観的に見たらバカみたいなんですけど、
必ず自己を守るんです。

頭がする仕事なんて、
自分を守る以外何もしていない。
だから頭で仕事をしてちゃダメだし、
知識なんて毒以外の何もでもありません。

だから、フォレストさんも
毒の知識をたくさん
売ってますよね(笑)。

半分冗談ですけど、半分は本当ですよ(笑)。

知識をつけて言い訳をするんですよね。
そういうのは社内でうるさく言うようにしています。

長倉:
岡本さんは心理学の方面でもプロですが、
精神的な面でもクライアントさんに
アドバイスをされるんですか?

岡本さん:
うちの会社は、
そういうアドバイスで実績を上げていると思います。
すべてのケースごとに細かくアドバイスしています。

「人を辞めさせたいんですけどどうすればいいですか?」

というアドバイスがほしいということであれば、
「じゃあ人を辞めさせる訓練をしましょう」
と言って、ビデオを撮って訓練します。
そうすると、
その人のコミュニケーションの欠点が出てくる訳ですね。
そのビデオを見ながらすべて指摘してあげます。

それくらい徹底的にやらないと
人間は守りに入ってしまうのでその壁を壊さない限り、
絶対うまくいきません。

特に会社の社長が御身大事にし始めたら、
絶対誰もついていきませんよね。
もはや言葉じゃないんです。体で覚えないと。
今日も個別の相談で来られる方がいますけど、
毎月来ているんですが、もうしょっちゅうチェックです。

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長倉:
今思い出したんですが、
岡本さんは以前から今のお話とは逆で

「やらないこと、変わらないようにすることも仕事だ」

とも言っていましたよね。
うまくいっているのに、なんかやろうとする人がいると。

岡本さん:
そうそう。
商売は「意地でもやらない」ってところに
儲けがありますから。

とにかく環境が一番大事なんですよね。

だけど、経営者の方って
自分の商売しか見てないので、
環境でこうなっているという考え方が
できない方が多いんです。
なぜなら、自分が一番偉いと思ってるから。

「環境がたまたまいいだけで、
別に偉くはないんだ」

ということを強く言ってあげて
止めてあげる事はよくあります。

長倉:
僕はコンサルタントの職業というものを
特殊に感じています。
仮に結果が出なくても、
わかりやすくてこれ儲かりやすいというものを
提案することで、ある意味
コンサルタントの方は仕事にしてる人がいるなと。

岡本さん:
そういう風に仕事をしている人がいるのは事実です。
人は、お腹がすくと悪いモノでも食べちゃいますから。

長倉:
お腹がすくというのは、
経営的にうまくいっているという状態でしょうか?

岡本さん:
そうですね。
仕事が順調で退屈になってきたり、
変な知識欲を持っていると悪いモノを食べるんです。
これは週刊誌とか出してる出版社を中心にですけど、
そこに書いてある記事なんて毒だらけですよね(笑)。

フォレストさんからもたまに
「なんだこの本!」という本が出てきますよね(笑)。

でも世の中をよく知らない少年少女は
本屋に置いてあれば「なるほどな」って
ありがたがります。
だから毒を食べさせないようにするって
非常に大事なんです。

そして、21世紀、
「勉強すればなんとかなるの世界」は崩壊しました。
「これから資格をとれ!」と言ってる人がいましたが、
ありえないですよね。

学校を出て、まじめに勉強すれば社会にでてうまくいく
という構造が崩壊しているのに推奨しているのは、
明らかに毒ですよね。

長倉:
いい大学を出れば、
いい会社に入れるというモデルは崩壊しているのに、
みんな自分の子どもたちに押し付けています。
確かに、不思議でしょうがないですよね。

岡本さん:
それを不思議に思わない人が圧倒的に多いから
一部の人が得するようにできていて、
自然界ってすばらしいなって私は見ています。

僕はビジネス書を中学生のころから
読んでるんですが、それにしても
ビジネスの世界の反骨精神って
なくなりすぎた
なって思います。
素直になりすぎだって。

昔は「不利は追うな」とう言葉があるように、
毒だけ食べちゃいけないよという本が多かったです。

ドラッカーだって
「ノウハウは痛い目にあう」と書いていますよね。
でもみんなノウハウを覚えようとする。

僕が真剣にビジネス書を読んでいたのは
1980年代の大学時代です。
あのころと最近までのブームは真逆ですよね。

読者の質を変えてきて、
その市場が大きくなってきたわけです。

市場が大きくなったということは、
大衆が入ってきたということで
みんな素直でいい人たちなんですよね。

僕らの世代は人間的には悪いヤツで、
偉そうなヤツが右とか言ったら、
ふざけんなとか言ってる世代でした。
だけど普通の人はありがたがりますよね。

それは大きな市場の変化だし、
フォレストさんもその市場で大きく伸びたと思います。

長倉:
いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。

岡本さん:
バカ話ですみませんでした(笑)
 
岡本吏郎氏

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