フォレスト出版の長倉です。

一昨日、昨日に続きまして
神田昌典先生のインタビューをご紹介します。
ロングインタビューも今回が最後。今日は、

「フォトリーディングを日本に持ち込んだ経緯と本の力」
「今後の社会、ビジネスモデルの変化」
「神田先生が今最も力を注いでいる活動」
「フェイスブックを始めとするソーシャルメディア」

についてお話をお伺いしました。
とても刺激的なお話をしていただいています。
それでは最後までお付き合いください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

長倉:
次にフォトリーディングやマインドマップなどといった
スキルアップを提供してくれているんですが、
なぜフォトリーディングやマインドマップだったのでしょうか。
神田先生からの経歴からすると、
提唱しずらいものかと思ったんですね。
 

新版10速く本が読める

神田:
そうですね。アメリカではスピリチュアルツールでした。
しかし、アメリカに行ってみて衝撃的な体験をしました。
要するにまったくわからない洋書を読んで
絵で描けちゃったことがあり、
「なんじゃこりゃ!」と。

目からウロコでこれはぜひ日本に持ってきたいと思い、
でも売れないなと。
当時あれは自費出版だったんですね。
「これ翻訳して出してくれないですかね」と
太田社長に言ったら
「これは面白い」と。

僕の中では売れないと思っていたのですが、
それで出してみたらこれがベストセラーになりました。

マインドマップは受け入れ可能だけど、
フォトリーディングに関しては
受け入れることができるのはリーダーシップ層。

ただ、両方関係するのは、
その人自身の可能性を引き出すこと。
根本的に早く読めることのテクニックに
重点があるのではなく、フォトリーディングというのは、
自分の可能性、自分は出来るんだ!と。

勝間和代さんがよく言っていますが、
「認知変容」というのが一番の根幹にある。
だからいままでの読書の考え方が変わる。

メンタルブロックや自分の限界が生じていたものが、
読書を通じて、「出来るんだ」と
自分の能力の可能性をひろげていく
という方法だったんですね。

だから、『あなたの会社が90日で儲かる!』や
『非常識な成功法則』を読んだ方で
成功している人が多いのかもしれませんね。
 
非常識な成功法則あなたの会社が90日で儲かる!書影

もうひとつ、
マインドマップというのは根本的にはツールではなく、
フィロソフィーであり、多様性なんですね。
自分の中にある多様性を全部OKしてあげる。
これは子供たちに非常に影響を与えていると思います。

僕がひかれるものというのは、
その人が持っている可能性を
最大限に解放して上げるというのはひかれますね。
『あなたの会社が90日で儲かる!』も
結局何が伝えたいかというと、
ビジネスのテクニックではなくて、
ビジネスって誰にでもこんなに楽しくできるんだよ
ということを伝えたいんですよね。

長倉:
僕が思ったのはセンスや才能がなくても
できてしまうんだというところです。
センスや才能も人それぞれあるとは思うんです。
しかし、仮にそれがなかったとしても
『あなたの会社が90日で儲かる!』のノウハウや
フォトリーディング、マインドマップを受けることによって、
より能力の可能性のきっかけを
開いていける本なのではないかと思います。

今までは自分は商売の才能がなく、
ダメだと諦めちゃう人が多い中で、
この本を読んでやってみたら本当にできちゃった
という人が結構たくさんいたと思います。

神田:
たしかにそう考えるとSex pistolsも
「ギターは下手だけど、パッションさえあれば」
っていう感じですしね(笑)。

長倉:
アンプに入れれば
音が出るだろう的なものですよね(笑)。
神田先生は、フォトリーディングは
ポール・シーリィさんから受けたんですか?

神田:
いや、別の先生からです。
ポールと会った時には
もうビジネスの話をしていました。

長倉:ポールさんはどんな方なんですか?

神田:
天才のうちのひとりですよね。
話すことがすべて本質的なことで愛情深い方です。
トニーブザンさんも非常に素敵な方で、
本を通じてそういった方々と通じ合えたというのは
本当にうれしいことです。

長倉:
最後になるんですが、
直近の活動の中で力を入れていることはありますか?

神田:
正直やることはいっぱいあるんですね。
ひとつには、
いよいよ時代の転換点が近づいてきたという中で、
様々な問題が一気に噴出しだして、
これはビジネスというフレームワークでは
とても解決できない問題が山積みになってきた
ということは正直思っています。

PICT0450 

ビジネスがソリューションではないという状況であると。
『お金と英語の非常識な関係』にも書いてありますけど、
70年周期で考えますと
2015年はまさに太平洋戦争終結の年であると。

(上)お金と英語の非常識な関係書影4894511711(下)お金と英語の非常識な関係okanetoeigo_ge

そして今年は70年周期で考えると
1941年と同じエネルギーと考えますと
太平洋戦争勃発の年ですよね。

ということは今回の震災というのは出口ではなく、
入り口であるということを考えると
あと4年間で社会は、
いろんな意味で変動していく。
壊滅的な打撃を受ける可能性もあります。

社会構造にしてみても、ビジネスにしてみても、
次の社会に移行できるのかというのが
過去明治維新、太平洋戦争を経た上での結論だと
思うんですよ。

そうすると、
草の根レベルでやらなければいけないことがたくさんあって、
地域レベルの問題は
地域でやらなければいけないと思います。
地域問題の災害や防災は地域でやらなければいけない。

これまでのように行政は頼っていられないし、
どこかの大きな企業は頼っていられない。

それにビジネスを持ち込むと
スピードはダウンしてしまうということがあるので、
この4〜5年は枠を超えて、
ビジネスもある意味ではコーポレートガバナンスが
必要ないようなスキーム
が必要です。

中小企業のオーナーさんはつながりをもって、
お互いのビジネスの利益と言う範疇を超えて、
もっと真剣に社会のことに向き合わないと
時間切れになるぞ
という感覚はありますね。

ですからその中でいろんなアクションは始めています。
その一つが「Read For Action」です。
44)

「Read For Action」は全国規模の読書会です。
ここでは詳しく説明しませんが、
読書をきっかけに行動を起こして行きましょう、
ということです。

地域で起こった問題も読書を通じて
つながった人たちが様々な非営利なプロジェクトや
営利事業でもいいんです。

お互いに通じて問題解決をし、
雇用が起きる基盤になって、
ここで出版界をきっかけに
「国民運動」というものを起こすことが、
とても大事になっていくではないかと思います。

ただ、いまプロジェクトが23くらい動いていますので、
一言ではいえないんですが、
ひとりひとりが自分の仕事をやると同時に2015年以降、
その仕事が存続できるかどうかを含めて考えると
会社のビジネスとして旧来のビジネスモデルを
広げていくだけではいつ潰えるかわからない。
ある意味では

「江戸幕府に使えていた武士が
剣術を学ぶのと同時に
明治維新後の英語や
欧米流の社会の仕組みを学んでいかない」

といけないのと同じです。
ここの10年間は一部のリーダー層は
そうとう認識を高くして集い合わないといけないなと
思っていますので、ぜひフォレスト出版さんも
いい本を出しながら、根本的には
そういうリーダーを開発することに、
共同戦線はって頂ければと思います。

長倉:
今回の震災で痛感したのは、
リーダーというところで日本は抜けていたかなと。
アメリカのビジネス書とか見ていると
リーダーの本が多いのに
日本だとリーダーとつけるとあまり売れない
という認識があって、
やりづらかったというのがあるんですが、
ただいまは認識が変わってきていますね。

神田:
リーダーというのは一言でいうのは難しいですが、
日本の場合はファシリテーター。
もっと違う言葉があればいいんですが。
日本は農工型の社会ですのでどちらかというと
上に立つというよりも「和をもって尊し」という
メンタリティを持つことが大切だと思いますけどね。

実質的には
「リーダーが何をいうか」ということで
全然結果が変わってくるんですね。
たとえば、地震が起こった時に

「みんな大変だからうちの会社をすぐに開放しょう」

とすぐに言える人がいるかどうかで変わるんですね。
「大変だ!」と言っているだけではダメですよね。
自分たちができることがいくらあったとしても、
リーダーが○○しようという
一言かけられるかが重要ですね。

さらにこの変革期では、
状況判断能力をもった存在が必要ですね。
旧来に価値観に戻る事なく、
社会構築をするという気合いでやるというのが
必要になってくると思いますね。

長倉:
最後にフェイスブックという言葉が出てきたので、
そういったソーシャルメディアというものを
どう考えているか教えていただきたいのですが。

神田:
フェイスブックというのは情報化社会の終焉
です。
情報か社会が完全に終焉して
バーチャルな世界とリアルな世界がくっつき始めた。
これからはバーチャルな世界で
構築されたコミュニティが、
リアルなコミュニティまで反映される
ということになってきます。

それが世界規模で起こってくることを考えると
在る意味で国家の解体です。
それがフェイスブックで起こってくる。
そこまでマーク・ザッカーバーグさんは考えていると思います。
 
マーク・ザッカーバーグ837D815B834E

フェイスブックのネットワークがあって、
インターネット選挙に流れた場合、
ほぼ今の既存の民主主義体制というのは
違ったカタチになり始める。
それがそんなに先ではない。
フェイスブックは行政のインフラになる可能性が
あると思っています。

長倉:ありがとうございました。


1位目指してがん ばってます!
ポチっと応援お願いいたします!