フォレスト出版の長倉です。


昨日に続きまして
神田昌典先生のインタビューをご紹介します。

『あなたの会社が90日で儲かる!』
について私が受けた影響、

『非常識な成功法則』
についてお話をお伺いしました。

昨日掲載のインタビューvol.1 はコチラ
http://forestpub.com/archives/51993228.html


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長倉:
僕がフォレスト出版に入った時は
「神田先生の本しか売れてない」
という状態だったのですが、その時思ったのが、
「マーケティングの本って売れるんだ」
と驚いたのを覚えています。
ビジネス書の編集者をやっている人ならわかりますが
マーケティング書はなかなか売れないんですよ。

マーケティングを必要としている人はそこまで多くなく
「2〜3万部いけばOK」というところがあるんですが、
その10倍くらい売れているのはすごいです。
マーケティングに関わってない人でも
読んでいる気がするんですよね。
その当時、神田先生自ら著者でありながら、
広告しかり、いろいろと動いていただいたという
ことなのですが、そのなかで
一番おもしろかったことはありますか?


神田:
当初は船井先生のお名前をお借りして出した広告が
ある意味本当にドラマチックでした。
あとは本がずっと売れるようになってからは、
ビジネスを面白くしようという活動でした。
出版社の問題点というのは
「キャッシュが入るのが遅い」ということなので、
キャッシュを前倒しで入るようなものを
作っていかないと厳しい、という話から
フォレストリーダーズクラブが始まったんですよね?
たしか。


長倉:
そうですね。


神田:
そういえば「ビジネスエンタテイメント」という言葉も
僕が作ったんですよね(笑)。
その後大きくしていただいてありがとうございます。
あれは僕と太田社長が軽井沢に行って、
考えたんですよね。


長倉:
『あなたの会社が90日で儲かる!』の中で
「1ステップを2ステップに変えたら売上12倍」
とかあるんですが、うちの会社は
本当にこの方法をひたすらやってきました。
そのおかげで出版じゃない部分でも
ビジネスが出版と追いつくぐらいにまでになりました。
僕はバカだからひたすら神田先生のノウハウを
繰り返しずっとやって行動し続けたんです。


神田:
それは本当によくやりきれましたよね。
出版社の文化とセミナーなど
人に教えるという文化は違うんですよね。
それをひとつの会社の中でできたというのは
太田社長の器があったからというのもありますが、
長倉さんがいたというのが大きいと思います。
なかなかこのふたつをやりきれないですよね。


長倉:
以前のビジネス書というのは、
本の中でも難しい本ばかりで
高尚な感じがしていたんですが、この
『あなたの会社が90日で儲かる!』に出会って、
「こういう感じでいいんだ」
「これだったら僕もやれるかもしれない」
と思ったのが大きいですね。

小堺先生とやった『借金バンザイ』も
あれでいいんだ(笑)

『借金バンザイ』小堺桂悦郎・著

ということを教えられたし一番インパクトがありました。
あとはフォレスト出版に入るまで
セミナーというものに出たことがなかったんです。

入った当初「フォトリーディングを受けてきなさい」
ということで受講したのが、神田先生の
最後のフォトリーディングだったんですね。
そのときに強烈に思ったのが、
「本をそのまま右から一字一句読む必要はない」
ということ。これも凄くインパクトを受けました。

僕はもともと本が好きなタイプじゃなくて、
本はあまり読まなかったんですね。
しかし、企画を立てなきゃいけないので、
教えられるがままフォトリーディングを実践したんです。
たとえば経理の企画を出す場合、
経理の本を10冊くらいフォトリーディングをする。
そして会議で話そうとすると、
意外と話すことができたんです。

「考え方を変えるだけでこんなに変わるなら、
僕でもいろんなことできるかもしれない」

と思えて、フォトリーディングのノウハウ以上に、
「自分の可能性があるかもしれない」と
思えたのが大きかったです。

今まで自分で何か達成できたことが何もなくて、
ノウハウでいうと神田先生の
「エモーショナルマーケティング」、
考え方でいうと「フォトリーディング」をうけたときに
考え方変えた時に人生も結果も変わるし、
見えてくるものも変わるんだと確信したんですね。
それがあったからいろんな著者の方を
口説きにいくところで根拠ない自信を提示できる
というのがあります。だってやればできるから。


神田:
フォレスト出版さんの売れ行きは信じられないよね。


長倉:
そうですね。ここ数年というのは
一気に伸びることができたと思います。
それは本当に神田先生のノウハウを
出版の世界に持ってきたから。


神田:
ここにきて出版社による売り上げ部数の差が
ものすごく出てきましたよね。
前は小さな出版社でも、著者の名前で
ある程度の部数が計算できるものでした。
だからどの出版社も
ビッグな著者をゲットする
というのが重要だった
んですが、
出版社の力が大きくなってきて、
同じような本でも出す出版社によって
売れ行きが大きく変わってきていますね。


長倉:
そうですね。
それでは次に『非常識な成功法則』
について聞いていきたいんですが、
これはどういう経緯で書かれたのでしょうか?

『非常識な成功法則』神田昌典・著


神田:
これは正直のところ「書きたくなかった本」であり、
「今もって好きになれなくて、
 読み返す気になれない本」
なんです。

神田昌典氏

この本を書いたのは37歳くらいの時です。
ある程度は、当時からしてみれば
成功してたのかもしれませんが、自分としては
37歳の若僧に何が成功だ」というのがあって、
当時の成功本というとマーフィーだとかでした。
日本人でこういう成功法則本を出している人は
いなくて、さらに私は30代でしたから。

だから正直言ってあんまり
出したくない本だったんですが、それでも
編集者とお話をして書くことになりました。

ぶっちゃけた話、この本は当時僕が
販売していた商品に全部関連づけたんですよ。
要するにこの本がうちの会社の
フロントエンドであり、バックエンドでもあったわけです。
しかしそれには倫理というものがありますし、
私にとって「読者の方が一番大切」ですから、
自分のところの商品だけではなくて、
他のところも並列して出すようにして、
それでもテープ学習は本当に役に立つよ
ということは伝えたかったんですね。

もちろん、このテープ学習は
私も実際に活用したうえで役に立つという実感を
持って紹介したものであって、
消して嘘ではないのですが、
それによってうちの売上が
上がるということもあったんですね。

そういった意味では非常に利己的な本です。
だから僕の中で書ききったという感覚がしたんですね。
おそらくこういった感じの本は出せないと思います。
そもそも傲慢な性格でもないのですが、
傲慢を装って書いた部分がすごくありますね。

ただ、僕にとってみれば僕が出した本の中で
一番エゴイスティックな本だと思うんですけど、
そのエゴイスティックな本が非常に売れて、
売れただけじゃなく、
「あの通りやったら成功しました」
って言う人がすごく多かった。

これは単純にビジネス界だけではなく、
芸能界、スポーツ選手、アーティスト
も含めて。
正直、理由はまだ解明できていません。

要するに、
「嫌いなこと・やりたくないことを書き出して、
 好きなことを見つける」
ということですが、
それを実践して成功しましたという人が非常に多い。

だって僕にとってエゴイスティックな理由で
書いたにもかかわらず、本当に読んだ人が
やって成功しちゃった。よくわかりません。

本というものが
著者のエネルギーを詰め込む缶詰なのであれば、
矢沢の成り上がりではないですが、
「やったるぜ!」というところが
エネルギーとして封じ込められている

それが伝染するというのはあると思います。

だからもう今は書けないですよね。
いわゆるSex pistols的な
「世の中変えてやるぜ!」みたいな
黒いエネルギーが結構本当の意味で
変容を起こす時には、
ちょっと必要だったのかなと思いますね。


長倉:
本当にパワーは半端じゃないと思います。
本の作りに関してもこの本のフォーマット
「38字×15行」がフォレスト出版の
基本フォーマットになっています。
それが基本にあって、この本だから
1行増やそうだとかとやっています。
著者にもこういうノリで本を出した方がいいとか
『非常識な成功法則』を
参考にしてもらうこともあります。
成功のノウハウの本はたくさんありますが、
この本は、読者がそのノウハウをどう活かすか、
どう行動に移すか、という点について
非常に工夫して書かれているなと思いました。


神田:
『非常識な成功法則』は
フォトリーディングを使いました。
エネルギーを持って行くという意味で
当時の売れている音楽と売れている歌手。
具体的には矢沢永吉さんなんですが、
矢沢さんの「アー・ユー・ハッピー?」的な
文章を書くためにフォトリーディングして。
音楽はエアロスミスをバンバン聴きまくって。
それで書いたんですね。

文庫版『アー・ユー・ハッピー』矢沢永吉・著


長倉:
ロックな本ですね。


神田:
はい。完全にそのノリで
今の年代には早すぎるかなと思いながらも、
今この荒削りな部分を出しておかないと
2度と書けないだろうという太田社長の判断もあって
それで書き上げたんですね。


長倉:
この本は神田先生の初期にあたるものですが、
ちょっと前の『全脳思考』(ダイヤモンド社)は
僕もすごく勉強させていただきました。
フォレスト出版で新書を立ち上げる時に
『全脳思考』の本の通りに考えてスタートしようと
思ったくらい参考にさせていただいたんです。

神田先生はさきほど、『非常識な成功法則』は
「もう読み返す気になれない」と言っておられましたが
読者の方に対して、今だったらこの本を
こうやって読んでほしいというのはありますか?

『全脳思考』神田昌典・著
 

神田:
正直なところ
『全脳思考』は『非常識な成功法則2』
といっても過言ではない本なのですが、
まったく次元が違っていて、
ツールとして実際にやってみると本当に
自分のブロックしている感情を
全部解き放てる最高の方法です。
すごい発明をしてしまったな
という感覚はしています。

だけど、人間的な成長の段階がありますね。
よりロックな感じが当てはまる人もいますし、
若い人の中にはソーシャルなものの考え方を
する人が増えているので、そういった場合には
『全脳思考』は今日的であると思います。

それで『非常識な成功法則』の
ノウハウはそのまま使えると思います。
複雑な方法論はありますが、
何かを始めようとしている人と思う人
この本から入るとうまくいくんじゃないかなと思います。

あとは、この本では改善できない人への
セルフイメージ改善法やNLPを含めて
相当いろんなものがでているけれども、
いままで本に興味を持ってなかった人、
電車に乗ればゲームしかやってなかった人たちが、
「オレって成功できるのかも」という意味では、
これがきっかけになればいいじゃないかと思います。

あとは『あなたの会社が90日で儲かる!』の方を
今どう使うかと考えると正直わからないですけど、
ただ今のマーケッターは、
「5年間のニュースレターを1日で学ぶ」的な
うちの教材を何回も何回も読んで
やっているという人が多いですよね。

『あなたの会社が90日で儲かる!』神田昌典・著

テクニック的には
インターネットには様々な手法があるんでしょうが、
根本的などういったメッセージをつくりこむか、
どういったリズム感という観点からエンタテイメント
として読んでいただければと思いますけどね。


長倉:
実際、よくみると今だときついかもしれないんですが、
この本(『あなたの会社が90日で儲かる!』)と
コピーライティング講座のテープ。
本当に死ぬほど聴いて、
あれだけ理解すればOKだということを、
新しく入ってきた部下には教え込んでいますね。
僕は未熟なので、古いとは思わないんですが、
物を売るっていうのは
こういうことなんだと学べたんですね。
実際、物を買う側ではいたけれど、
これほど面白く、簡単に
教えてくれたものはなかったのかなと。


神田:
難しいですよね。物を売るって。テクニック的には
『あなたの会社が90日で儲かる!』は
洗練されたテクニックであるとか、
よりいろんないい物がいっぱい
出てきていると思うんですよ。ただ根本的には、
本当に売上を上げるというのは作り手、
著者と読者の関係性をどうするかなんですね。
テクニックは学べるけど、関係性の築き方というのが
微妙なところが多くのテクニック本だと
つまずいてしまうのかもしれない。
対話、ダイアログを通じて、お客さんが望む方向に
変容させて上げる力が持てるかどうかだと思います。
その部分についてはまだ正直、
教えられているかというと教えられてないと思います。
だけど、それが無意識に出ているのが
これらの本なのかと思います。

非常識な成功法則


<vol3 に続く>

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