さて、昨日の続きをお届けします。

原発事故が経済にどのような影響を与えるのか?
いよいよその本題に入っていきたいと思います。

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―今後の日本経済にとってこの原発問題は
 懸念材料となるのでしょうか?

はい。原発の放射能漏れの度合いによっては
日本経済を大きく失速させる、さらには復興・復旧という
余裕すらなくなるかも知れませんよね。


―具体的にはどのような産業が影響を受けるのでしょうか?

まず農業、水産業は影響を受けるでしょう。
そして原発の近くに工場を持っている企業もそうでしょう。

現時点では、原発から30km以内が避難地域に
なっていますが、これが50km、60kmというように
広がっていくと、それだけの避難民を受け入れる
キャパシティがなくなってくるんですね。

なおかつ使えなくなる工場も多くなります。
だから、その避難地域が広がれば広がるほど、
日本経済、そして企業業績にとって
大きな下ブレ要因になってきます。

これ以上、放射能漏れが拡大しないよう止めることが
日本経済や日本国民にとって
大事なことなのではないかと思います。


−余談ですが、中原先生は以前から農業を国で
 推進していくべきだと仰られてましたが、
 そういう意味では今回の原発事故が与えたダメージは
 非常に大きいとお考えですか?

まだ被害が東北地方だけにとどまっているので、
壊滅的なダメージだとは思いません。

ただ今回の一件で
農業を始めようと考えていた人や農業従事者が
減ってしまう
ということは非常に大きな問題ですね。

ですから、受け皿となるような農業地域を
国が用意して、農業をやりたい人を受け入れる環境を
国が整える必要があると思います。


―なるほど。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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今回のコラムはいかがでしたか?

まだまだ原発事故の処理は続きそうですが、
明るい日本の未来を信じてがんばっていきたいものですね!


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※このレポートの収益の一部は被災地に寄付させて頂きます。



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